浮気していた夫よりも彼が好き!だけど離婚に踏み切れない。お悩みに回答しました。
湘南に暮らす心理カウンセラー
渡辺サヤです
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さて、本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。
ココロノマルシェとは
作家で、人気カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。
どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。
人は「愛されたい」気持ちが強いときには“自分の何かを埋めたい”と無意識に感じますので、そんなときは外に関係を求めてしまうこともありますよね。
また、恋愛感情の「好き」の気持ちは非常に大きいものなので、本来の自分の在り方や価値観までわからなくなることもあります。
あいさんが今すべきことは、“どうしたらいいのか”ではなく、“どんな自分で在りたいのか”を考えてみることだと私は感じました。
物事に自分を当てはめるのではなく、自分らしさを大事にするのです。
正解を求めるのではなく、自分の本音を知る勇気を持つことをお勧めします。
①その場の正解を求めることが癖になっていないか。
「その場の正解を求めてしまう」が癖になっているのかもしれません。
ずっと優等生や親や周囲にとって「いい子、いい人」をしてきた人にとっては、その場の波風を立たせずに丸く収めようとします。
しかし、これを続けると、「自分がどうしたいか」の本音からどんどん離れてしまいます。周りが右だと言えば右、左だと言えば左に・・・これを繰り返せば繰り返すほど、波風は立たないかもしれませんが、代わりに自分が振り回され、何者かわからなくなり、自分を見失います。
子供の頃、親に「No」と言えなかった人、自分の「No」を尊重してもらえなかった人は、「怒られたくない」「愛されたい」気持ちから、“自分が悪かったことにすること”を身につけ、外側に『正解』を求めるようになります。
これは私の推測なので、違う可能性もあるかもしれないけれど、ひょっとしたら、あいさんにも思い当たるところがあるのかもしれません。
②自分軸を取り戻す・自分と繋がる
外側に正解を求めて自分の気持ちをずっと諦めてきたあいさんにとっては、「どうしたいの?」と質問されてもなかなか答えは出ないのも仕方がないことだと思うんですよ。
なので、今は“決断できない自分”に対して厳しくならずに、そのままの自分を受け止めて欲しいと思います。
そこでまた自分を責めてしまえば、自分を信頼することが出来ずに、自分の感情や考えに対しても、どこかで批判的になってしまうと思います。
ましてや結婚だけでなく、子供もいるとなると、なかなか心の問題だけを考えて決断することも出来ない場合も多いですよね。
・彼と一緒にいたい
彼と再婚したいのか、彼は再婚の意志はあるのか、または、彼が離婚しなくても自分は離婚して付き合い続けるという選択肢はあるのか
・夫とは一緒にいたくない
夫との関係が再構築して良いものにしていきたいのか
・離婚は考えていない
離婚しない理由に経済的なことや社会的な批判、子供から父親を奪ってしまうなど、どんなことを一番恐れているのか、整理して考えてみましょう。
この考えるという作業は、「自分で決める」という準備なので、自己信頼と勇気に基づいたものになります。
「自分はこうしたい、こう思う」と自分軸を発揮してはっきり意思表明できる人というのは、「自分が決めたことだから」と責任やリスクを背負い、それを乗り越える人生を送っています。
上記の例で言えば、「夫とも一緒にいたくない」という本音をまず認めます。
その上で自分の良心や品位、責任感に基づいて「やはり家庭や子育てを投げ出さない」ことを「自分で決めて」選んでいく、ということです。したくないのも本当だけれど、投げ出す自分はもっといやだ、それがその人の品位です。
または、「彼との再婚の確証はないけれど、愛していない夫と仮面夫婦を続けるよりは、自分の気持ちに正直に生きよう」と生活力を身につけながら生きていくという選択肢もあります。
この場合には、「社会的な体裁よりも、自分の心に正直に生きること」を優先することにより、自分がより頑張れる選択をしているということになります。
どちらも不正解ではありませんし、そして、どちらも自分で責任とリスクを負う潔さがあるので、品位のある決断だと思うんです。
自尊心と品位は比例します。
人は覚悟を決められてこそ、初めて勇気が湧きあがるものだと私は思います。
ここで意地悪な質問ですが、彼が今すぐ離婚してあいさんを迎えに来たら、彼と一緒に再出発する決意が出来ますでしょうか?
心の問題だけを彼に求めて、現実的な部分を夫に求めているのでしたら、今のままだとどちらを無理やり選択したとしても、その後の生活は苦しいものになると思うんですよね。
「彼とは別れず家庭も円満にする!」
もちろん法律的にはそんなこと認められはしませんが、心の問題だけにフォーカスすれば、そんな覚悟が出来るのならば、そっちの方がよっぽど迷いがないとも私は思います。
その覚悟とは、“彼が離れていくこと”、“夫に再びバレて子供と引き離されたり離婚宣告されるリスク”も込みの覚悟です。
③2つで揺れるなら3つめの柱を作って心の安定を作る
少々厳しいことをお伝えしてしまいましたが、ここからが私からの具体的な提案です。よろしければ最後までお付き合いください。
夫(家庭)と彼で揺れて迷っているのであれば、2つの柱を3つにしてはどうですか?
3つめに入るのは、子供でもいいですし、仕事でも趣味でもいいと思います。
この3つめの柱を作って自分を整えていけば、夫と彼の比重が少なくなっていきますので、今のように重たい気持ちに苛まれることも少なくなるかもしれません。
まずは自分の心の安定を作ることをしてみてはいかがかなあと・・・
この3つめに入るのは、あいさんにとって、ある程度比重が大きいものが良いと思います。情熱を傾けられるものや、お仕事を始めてみる、もしくは現在もお仕事をしているのであれば、今以上にもっと責任感のあるようなやりがいのあるお仕事に変えてみる、など、自分の生活スタイルを変えてみてもいいかもしれません。
今では考えられないかもしれませんが、自分で決めること、責任をとることに自信をつけたあかつきには、彼も夫もどっちも要らない!なんて展開になる可能性だってありますけどね。
その時には、「私が下した決断がベスト」という感覚があるといいなあと、思います。
潔く、勇気とやる気に満ち溢れた生活を送れるようになったら、いいですよね。特に子供にとって、そんな高い自尊感情を持つ母親は、非常に心強いと感じます。
11月まで予約がいっぱいですが、必要であれば12月の予約で受け付けたいと思いますので、公式ラインからご連絡ください。
私で良ければフォローさせていただきます。
同じ母として応援しています。頑張って!!
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