愚か者と生きるならきっぱりと独りで行け!
湘南に暮らす心理カウンセラー
渡辺サヤです
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さて、本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。
ココロノマルシェとは
作家で、人気カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。
どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。
ペポかぼちゃさん
ご相談いただきましてありがとうございます。
今は旦那様とお子さんと幸せに暮らしているのですね。
いっそのこと、今おっさんが本当に幸せになってくれていたら憎めたのに・・・
未だに不幸だとしたら、当時の「ちょっとでも癒してあげたい」って思いがよみがえってきてしまうと思います。
すごく好きだった人って忘れられないものだし、そのうえ、深く傷ついた恋愛というのは、傷が回復するのに時間がかかりますから、終わってからも「あんなに何年も引きずるほど大恋愛だった」って思ったりすることもあります。
その感情を紐解いていくと、まだ好きだから忘れられないのではなくて、深く傷ついたから忘れられないということも実はあったり・・・
私もどっちかというと、ペポかぼちゃさんと同じく、情が深い方なので、どんな別れ方をして酷い傷ついたとしても、最初こそは怒りや憎しみでいっぱいですが、数年経って悲しみが癒えてくると、相手のことを心のどこかで「幸せでいて欲しい」とさえ思うタイプです。
友達に話すと「優しいんだね」って言われませんか?
自分のこと、どっかできれいごと言いたいだけなのかなあ。とかって疑ったりして・・・たしかにそうだと思うんですけど、もう自分はそういう個性を持っているんだって認めた方がいいと思います。
「彼を想う」いうではなく、「自分が愛した人」を特別に思うようなロマンチストさんでもあると思うんですよね。
これはけっして悪いことではないです。
真面目だから、というよりも、もっと適切な表現を使うとするならば、
「愛や思いやり」というものが、何よりも大事だと思うような価値観を持っている人なのだとも思うんです。
愛が深い、愛した記憶を大事にする、愛って尊いもの、そんな価値観が何よりも優先されるところはないでしょうか。
ご相談文を読むと、たしかに彼は遊び人でもあるけれど、なんだか大変な思いをしてきた方でもありますよね。
彼は当時、ペポかぼちゃさんのような女性に癒されることで非常に救われていたと思いますよ。
しかし、彼自身が自分の内面と深く向き合うという選択をしなかったため、現在の結果に至ったという感じが私としてはしてしまいます。
別れた女性の中には、ペポかぼちゃさんとは違って、因果応報だ!罰があたった!と、捉える方はいるでしょうね。
恋愛だけに限らず、クズ男ぷりを中年以降も発揮されている方は、私が見る限りでは、多くの場合がお金が無くなる、家族に見放される、付き合う女性のレベルがどんどん落ちる、周りに良い人間がいないなど、人生がどんどん悪くなっていってるような気がします。
相談文にも書いていただいてますが、「自分は順調だぜ!」アピールが非常にうまいこともあり、優しい人ほど最初は信じてみるんだけど、深く知れば知るほど、「コイツ・・・浅いな。」とか「かわいそうだな」とか、いろんな感情を感じられたと思います。
彼のみたいなタイプは表面的には強がっていますが、実際は自信はないんですよね。それはもうお分かりでしたよね
だから、本当に人を思い遣るよりも自分を傷つかないことを選択してしまいます。
そして、強く愛されたいと願う一方で、こんな自分なんかが愛されるはずない!って思いこんでいる人たちでもあります。
深く愛してくれる人がいても、その人にハマらないように、もう片方の自分が深くハマらない女性の方に重点を置く方も少なくないと感じます。
しかし、結局はこちらも本当に愛して大切にできるわけではないので、駄目になってしまうことが多いと感じますね。
このように、傷ついた原因が沢山あったけど、ペポかぼちゃさんが、どこかで彼の本質を見抜いていて、「やっぱり私は愛されていた」と感じるので、思考を使って一生懸命に彼を否定し続けてきたような気もしますね。
だって、嫌いになって別れた方が楽ですもんね。
本当の気持ちを押し込めてきたからこそ、手放せなかった原因があるのだとも思えるのですよね。
感情は抑圧してもなくなりません。
それどころか、どこかのタイミングで抑圧してくすぶっていた感情が別の形で表れてくることもあります。
ペポかぼちゃさんはどんな彼の悪い話が出てきても、やっぱり好きでい続けられるような愛の深さを持っている方なんだと思うので、彼に対する愛をまずはきちんと認めてあげることで、長年くすぶっていた思いをようやく手放せるのかもしれませんよね。
そして、彼のお子さんに対する罪悪感ですが、もともと不倫という状態で罪悪感を感じていたので、その罪悪感にふさわしい現実が目に飛び込んできやすくなります。
自分を厳しく罰したいので、その一番良い材料として、お子さんのことが気になってしまうということが無意識に起こっていた可能性もあると思うんですよね。
ここで、ペポかぼちゃさんの救いになるかは分かりませんが、ちょっとスピリチュアル系のお話をさせていただきます。
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人はどんなに助けてあげたい!って思う人であっても別れるときは別れます。
一緒に生きていくことが出来ない人っています。
多くの場合には、波動や周波数が違うので縁が切れてしまうのですよね。
縁が切れた理由は、ペポかぼちゃさんが精神力が強くて流されないからなんだと私は思うんですよね。
苦しくても、自分が幸せになれる道を選ぶことが出来たからです。
自分の価値を守ったり、理想を実現で出来るように踏ん張れる人だからです。
ここが、辛い感情に流されたままのおっさんとの大きな分かれ道でしたね。
執着せずに自分の幸せへの道を信じて耐えたご自分を、もっと認めてあげましょう。
そして、こう考えてみて欲しいのです。
もう会えない人がいるからこそ、私たちは今目の前にいる人を大事にできたり、辛い別れなどで傷ついたからこそ、私たちは人の痛みがわかり、優しくなれるのです。
大切な人との別れも、自分の人生の一部なんです。
手放すというよりも、そのまま受け止めて生きていった方が、ペポかぼちゃさんにとっては良い気がしますし、そんな強さがある女性であるような気もしますが、いかがでしょうか。
また、私の尊敬する住職の一人である大愚和尚さんはこんなことを言っておられます。
"お互いに苦しむ関係なら、きっぱりと独りで行け"
私で良ければ、もちろんお話を聞かせていただきます。
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