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【mom】長い闘病生活で大切なのは、自分の心と身体を第一にすることだった


前回の記事では

母が入院してから、今年に入るまで、
私が感じていた、様々な葛藤や感情を書きました。

前回の記事はこちら:


母の病気についてはこちらにまとめています:



今回はそんな葛藤や複雑な感情を

乗り越えるきっかけとなったことについて、

そしてそれらを通して、学んだ

長い闘病生活で大切なのは、自分の心と身体を第一にすること

について
書きたいと思います。


それでは、今回もお付き合いください...!



本当は自分を責める必要なんてない


下記は前回の記事の抜粋です:

本当は生き延びてくれただけで、ありがたいと思わないといけないのに、
そして今一番頑張っているのは、母本人なのに

母はきっと自分のせいで苦しんでいる家族の姿なんて見たくないだろうし、
見たら悲しむだろうし

退院を待っている家族は、元気に母の帰りを待っていないといけないのに


そんな思いがよぎりつつも、
やっぱり現実を受け入れられなくて、

自分を責めてしまう瞬間がたくさんありました。

こんなことを思っていましたが

今振り返ると、私は

自分を責める必要なんてなかったなと思います

このように感じてしまうのは

当たり前のことだし

それだけ母が大切で、大好きな存在である

ということだとも思っています。


大きな病気をして、後遺症と闘う日々は

本人にとっても
家族にとっても

本当に、本当に、長い道のりです。

少しよくなった!と思ったら、

逆戻りすることも、たくさんあります。


だからこそ、

私は家族みんなが
自分のケアを最優先に取り組むことが

大切だと思うようになりました。


もちろん、それができない状況にいる方もいらっしゃると思います。


そして、

緊急事態では、少し無理をして、
頑張る必要があることもあります。

先月も母がてんかんの発作を起こして、救急搬送/緊急入院。

私は休職開始2週目で
まだまだ体もだるくて、精神状態も不安定でしたが、

父からLINEをもらって、慌てて病院に行き、その晩は父と実家に泊まりました。

私は先生に、この時期はとにかく休むこと、と言われていて、
体力的にはきつかったですが、

このような時は少し無理をしてでも、家族(この時は母もそうですが、初めての発作で怖い思いをした父)のそばにいることも大切です。


でも、そうでない時は

自分の心と体の健康を大切にする

それがとても大切だと、私は学びました。

少し距離が必要なときは、距離を取る。

誰かに話を聞いてほしいときは、
時間をつくってもらう。

泣きたい時は、泣ける場所で泣く。

自分の趣味や、やりたいこと、好きなことにも、
時間を使う。



時には、家族や友人、会社などに

助けてもらいながら、
家族なら互いを頼りながら、

自分の健康を大切にするのが
本当に大事なことだと思っています。




私は家族のこともそうですが、
仕事でもいろいろとあり

自分を追い詰めて


最終的には体がまともに動かなくなってしまい

6月末に「うつ状態」の診断を受けて
7月頭から休職しています。




休職開始の翌週に
母のてんかんの発作があった後は

やっぱりショックで、

自宅で過呼吸になってしまうまで
数時間泣き続けた日がありました。

一時的ではありましたが、

1年4ヶ月かけて
リハビリにも頑張って通って

取り戻してきた言葉のほとんどを

再び失った母。

病床で何か喋ろうとしても

「ああああ」
「だだだだだ」

としか言えない姿に、

私も父もショックを受けましたが


何よりも本人が

「あぁ、またこの状態になっちゃった...」

とショックを受けているのを見るのが切なくて、

実家を出て自宅に帰った後

「神様は残酷です。どうして母じゃないといけなかったんですか!教えてください!」

「この1年4ヶ月、頑張ってきたのは、なんだったんですか…」

と、大泣きしました。

結果的に、1週間半後に退院するときには
母は言葉を
ほとんど前の状態まで取り戻していましたが、



大泣きした日、
帰宅したパートナーに

かりんが今向き合っているのは家族だよ!自分じゃない。

まずは、自分と向き合って、自分が元気に、健康にならないと
そうじゃないと、家族のことも支えられないよ。
お母さんも、自分のせいでかりんが体調崩していると思ったら、悲しむでしょ。」


と言われ、

はっとしました。



この時初めて

私は母が闘病しているからこそ、

その家族として

私はどんな時もまずは自分を優先して、


自分の心と体の健康を
優先していないといけないんだ

と思うことができるようになりました。

(いつも深い思いやりをもって、
必要なことはちゃんと伝えてくれて、
いろんなことに気づかせてくれるパートナーには
本当に感謝してます…)

ただ、自分と向き合いきれず、
自分のケアが行き届かなかったのは

母や家族のことを大切に思っているからこその
ことだとも思っているので、

ここまで頑張ってきた自分にも
「ありがとう。よく頑張ったね。」
と伝えたいです。



実際、
この日から2ヶ月半弱が経とうとしていますが、

パートナーの支えもあり、

私はだいぶ回復してきました。



自分の心と体が整ってくると同時に、

母との時間も
心から楽しめるようになってきたように感じます。



母の後遺症を感じることは
もちろん今でもたくさんありますが、

それに対してショックを受けたり、
悲しくなることは減り、

余裕があるからこそ、
そんな母とも向き合えるようになりました。




これまでは母と時間を過ごしたいと思いつつ、

一緒にいるのが
どうしても切なくなってしまうこともあって

思うように一緒にいれないこともありましたが、



今では自分から母との時間を作りにいきたいと
思えるようになりました。

(でももちろん、自分の心身の健康第一なので、
距離が必要だと感じたら、自分のそんな気持ちを優先してあげます。)



自分に余裕が出てくることで、

毎日母と一緒にいる父が、会社にいく時間をもてるように日時を選んで実家に帰ったり、

父がいっぱいいっぱいにならないように、

とも思えるようになりました。





なんだか偉そうに書いてますが、笑
まだまだ私も休職中で、

不安になったり、
体が疲れたり、泣いてしまったり、

自分を大切にできず、
余裕がなくなってしまったり、

そんな日もありますが、


休んだことで、家族のことをまたひとつ、
乗り越えられたように思います

休んだことに加えて、私の場合は
2つ前の記事で書いた、母に対する気づきも

これを乗り越える
ひとつの大きなきっかけになったと
思っています。

こちら(下記)の記事も是非読んでみてくださいね。



そして
まだまだ母との闘病生活は続きますし、

感じていること、抱えていること
すべてがすっきりと、乗り越えられているようにも

思っていません。



また仕事が再開したら、

自分、家族、パートナー、仕事と、

どう両立するか、
両立できるのか、

見えないことも、不安なこともあります。

だけど、

ひとまず、自分を大切にすることを学べて
本当によかったなと思います。


そして、

母との時間を心から楽しめるようになったのも、
本当によかったなと思っています。



ここまで本当に長い闘いだった、、!



今後も続きますが、

また何かあったら
ここに記録として、残していこうと思います。

その時はまたお付き合いくださいね。


それでは、
Karin

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