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祈りのカタログ・第二十一話「運動不足は不幸を呼ぶ」
一般に〈運〉と言われるものには〈運転〉と〈運動〉の二種類の法則があります。ここで言う〈運転〉とは、たとえば〈自動車の運転〉と言う言葉と同じ意味です。ただ違いがあるとすれば、自動車ではなく〈運〉そのものを転じるのです。運を転じると〈運転〉が起こるので、それに連動して運が動きが起こる訳です。この動きを〈運動〉と呼びます。
〈運動〉が起こると良い方向へと〈運命〉が動きます。この時、良い方向へ動く運を〈幸運〉と呼びます。もうお分かりですね。〈幸運〉とは良い方向へと運を転じ動かすことです。
そして〈不運〉とは運が動かないことです。運は動かないので運転もせず運動も起こりません。もしあなたが良い運命を迎えたいと思うなら、実は運動不足を解消すると改善されるのです。これは少し唐突で意味も分からないかも知れません。一見して無関係なことに感じるかも知れません。しかし、実は関係しています。
運動不足になると血の滞りが生じます。それは思考の滞りを生み、思考の滞りが運を動かなくさせます。だから、たかが運動不足ごときで運命が悪い方へと傾くのです。
この運動不足とは〈体が動くことがない〉と言う意味を含んでいます。また、心が現実を変更することが出来ないと言う意味も含んでいるのです。
ひとたび〈運転〉がはじまると、それは〈運用〉され〈運動〉が起こります。
このことについて伝承では、
——すなわち、運を転じ、運を用い、運を動かさんと祈る時、霊力がその手助けをする。
と伝えています。〈運〉とは、もちろんが〈運命〉のことであり、運が良い悪いと表現される〈運〉そのもののことでもあります。
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