脚本の話(ジャンル別編)

僭越ながら、第二弾、ジャンル別編です。先に行っておきます、参考になりません!(笑)あくまでも、こんなやり方あるんだ程度に見ておいてください。

それではまずに、大前提で、お話するのは舞台の脚本ってところからスタートしますね。前回はプロット編でしたのでその延長線上ということで

まず、最初に考えるのは、シチュエーションですね、はい、ここで、前回のプロット編をまったく使わないという流れに入りますがそこはお気になさらずに!

脚本にルールなんてねぇんだ、自由だ!って気軽に考えて見てみるほうがいいかもしれません(実際はありますよルール)

まず、ジャンルを大きく二つに、ワンシチュエーション(一つの場所、設定)、複数のシーンがある抽象的(言い方忘れました)に分けてみましょう。

ワンシチュエーションは、視覚が変わらないので、視覚的に作りこまれたものでないと、正直飽きちゃいますし、ここがどこなのかを一発でわかりやすくしないといけないという点があります。なので、お金がかかる!これ重要ですね~。

後者は、言葉の通り、抽象的でいいんです。椅子って言ってても本当に椅子を用意する必要はなく、箱でもいいんですね、それが、机になったり、椅子になったりするわけです。ここまで来るとこれは演出の話になるんですが、あくまで、書くという方にフォーカスを戻してお話しますね。

この二つ比べた場合、自由度があるのは、後者の抽象的な方かもしれません、私自身も、書く場合、後者の書き方をすることが多い傾向がります。

何故かというと・・・

ワンシチュエーションの場合、その場所に来る人、その場所に来る理由がまず必要になってきます。登場人物が多ければ多いほど、なかなか難しんですよね(難しいというかめんどくさい)その理由を作るのが。そして、話を展開をしていくにはどんどんと展開を繰り返さかくてはいけない、例えば、その場所に来る人がいる、その逆にその場所から離れる人がいる、この二つに理由をつけなくてはいけない。

もう!めんどくさいなぁ~ってなっちゃうんですよね。いや、書けますよ実際書いてますから(笑

その反対、抽象的の場合、複数のシーンをバラバラに書いてすすめる事ができるんです。このシーンでは○○さん家の一家団欒のシーン、このシーンでは学校の教室のシーン、、ってな感じに、、、話の展開に迷ったら、はい、シーン切り替わります!って感じに別のシーンに話を移せばいい。

こう比べると、後者のほうが書きやすくない?って思いません?えぇ、思うんですけど、実はそれは間違い!

まず、お話ですから、最後は全員が、同じところに進んで行って欲しいんです。ゴールの形は違っていても、同じ方を向かなきゃいけないんです。

けど、この抽象的な場合、書いてるうちに、あれ?あれ?となって、どんどんとむちゃくちゃになっちゃうんですよね。この作品結局何言いたいの?ってなっちゃうんですよね。こういう作品結構ありがち

ワンシチュエーションは場所、その場にいる人、その理由ができているわけですから、自ずと、全員が同じ方向を向く事ができるんです。ですので、こういうことに陥りにくい。

はい、本日のお話はここまでですね。

次回は、話の展開と文字数についてのお話にしましょう。


吉川ひろあき                            1988年1月14日生/0型/ジャスティスジャパンエンターテイメント所属
「ありふれた日常にほんの少しのスパイスを」をコンセプトに作、演出、役者として活動。
少しのスパイスを加えることにより変貌する日常を描き、少しの変化で楽しくなる、笑える、
泣ける。そんな日常作品を小劇場、カフェ公演を中心におくる。
過去に下北沢、池袋等の小劇場で7作品発表のち
2017年11月には初のファンタジー作品「キミとボクとの壊れた世界」シアターモリエールにて上演。

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