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中国版ユーザーをダシにVirtuos版モデルの良さについて語りたい

 

※ネガティブ注意!


グラアプデ以前のキャラクターのモデリングってめっちゃ良いよねって話。

 当時のマシンスペックの制限の中で最大限に見目良くし、時には瞳にハイライトを書き込むという手書きの嘘をも活用して我々が使う自キャラを美しく仕上げてくださったVirtuos社。
 他のプレイヤーも散々言っているが、素晴らしい仕事だ。7.0のベンチマークが出た当時、他プレイヤーの比較画像を見たことでそう思った。
 グラフィックアップデートが実施された今でもあのクオリティのキャラを使わせてもらったことに深く感謝している。

 ということで↓のリンク先の書き込みをご覧いただきたい。以下の文章はこちらの書き込みおよびスクショを引用して述べる。比較画像でやっぱ旧グラいいなあー!って改めて思った。マジで。

眼光(ライティング)

 まず分かりやすいのはこの辺だろうか。

https://ff14risingstones.web.sdo.com/pc/index.html#/post/detail/109604

 まず6.58で真っ先に目につくのは目力。ハイライトが手書きで書きこまれているせいなのか、全体的に暗い画面の中でも眼光が主張してアルバートの真剣な態度や悲痛な表情が強調されストーリー上のいい演出になっている。
 対して7.0はそのハイライトが失われ、キャラを照らすライティングも明るくなっているせいで明(ハイライト)と暗(ライティング)のメリハリが失われ、全体的にのっぺりとした雰囲気になってしまっている
 個人的には6.58の方が好き。目だけでこんな感じである。

唇のライン

 次。個人的には一番衝撃を受けた箇所。唇の真ん中と口角あたりに注目していただきたい。

https://ff14risingstones.web.sdo.com/pc/index.html#/post/detail/109604

 アルバートが口角を挙げて笑うシーン。6.58のモデルは唇の真ん中が持ち上がってる他、ほうれい線のような窪みによって口角を引き上げている様子が強調されているのだ。
 だが7.0のモデルではそれが無いことで、彼の口角は6.58ほど上がってないように見えてくる。6.58の唇がゆるくカーブした「ω」型なら7.0はゆるくカーブした「U」型。口角あたりのライン自体はほぼ変わっていないように見えるのに。
 結果的に彼の笑顔をより魅力的に見せているのは6.58のモデルだろう。7.0も悪くは無いが、全体的に普通。唇のラインも曲線的な変化に乏しく、ついでに言えば眉毛やヒゲもテクスチャが高精細化された影響か、荒々しさが失われてしまっている。「荒っぽそうな見た目だけど困っている人を放っておけない優しい兄(あん)ちゃん」というアルバートのキャラの表現としては残念ながら7.0への移行で劣化していると言わざるを得ない。

 眼光と唇という複合的な要因により劣化したサンクレッドの表情も必見。

https://ff14risingstones.web.sdo.com/pc/index.html#/post/detail/109604

 ここまで読んでいるのならもうお分かりだろう。
 6.58のモデルは眼光によりはっきりとした意思を持って視線を置いている様子が伝わり、引き結んだ唇にはこれから行う任務への真剣な意気込みを感じとれ、見るからに諜報のスペシャリストと言った風貌や気迫を感じさせてカッコいい。
 7.0?問題外。ただ顔がいいだけのイケメン。表情に活き活きとしたメリハリもへったくれもないし、6.58のモデルのような顔つきの厳しさも薄れてしまった。

 更にサンクレッドのような色素の薄い髪の毛の人物には問題がある。眉が目立たないのだ。
 
若干話しは変わるが腕毛やすね毛を目立たせなくする方法として脱毛、そして毛の脱色がある。我々日本人の場合、肌の色からかけ離れた黒い毛を脱色し、肌に近い色(金、白色)にして目立たないようにするわけだ。
 ↑の画像を見ればわかるように、6.58のモデルはサンクレッドの眉に濃い影がある。これはサンクレッドの眉毛が白色で、細目だと猶更目立ちにくいからこその描写だろう。
 眉も表情の印象に大きく影響を与えるパーツの一つだ。実際6.58版では逆ハの字になった眉が、彼の表情を一層険しく表現する事に大きく貢献しているように思える。

背景のライティング(フィルター?)

https://ff14risingstones.web.sdo.com/pc/index.html#/post/detail/109604

……キャラのモデリングからはちょっと外れるけどいやー、これは流石にゴブレットビュートの滝みたいな案件じゃない?近景と遠景の区別がつかないのは仕様と言い切るのかな……今はどうなんだろう。
 6.58の寒色っぽいライティングもイシュガルドみたいな寒い気候に合致していたし「重厚なファンタジー物」の雰囲気づくりに貢献してたと思うんだけどなあ……。

モデリングの「デザイン」

 6.58版の顔に一貫して感じるのは「顔各部のメリハリある描写による豊かで魅力的な表情」だろう。

 デザインの世界ではロビン・ウィリアムズ氏が提唱した「デザインの4原則」という王道のようなものがあるらしい。その中の一つには「コントラスト(対比)」というものがある。簡単に言えば「デザインを構成するある要素と要素との間に強弱をつける、違いを強調する」=強いメリハリだ。

 7.0版は悉く王道の逆を行っている。
 ライティングのメリハリが薄れて
眼光が強調されなくなり、唇のカーブの形のメリハリが無くなり(単純化し)、影の省略によって眉毛と周りの皮膚とのメリハリが無くなり眉の存在が目立たなくなった。つまりはデザイン的な見地からも劣化したモデリングである事は否定できない。

まとめ

 グラフィックアップデートに対して拒否感を示す人間がいるのも当然の事だろう。これだけメリハリの無いのっぺりとした雰囲気に変化すればフォーラムやSNSやnoteで比較画像を投稿して吹き上がるのも無理はない。

「俺は気になってないから問題とも思っていない」?
「いつまでも(俺にとって)どうでもいい事で愚痴るのはやめろ」?
「ネガティブな文章やつぶやきを見たくない」?
 色んな人間(価値観)の存在を許容し、他人と協力するMMORPGというジャンルで?FF14エアプか???
 他人の価値観を蔑ろにしてる狭量な人間が、自分の価値観を蔑ろにされて文句を言うのか???

 中国版プレイヤーの書き込みには他にも色々な画像が載っているので、興味がある方は見てみるといい。
 ……なんか自然と7.0のdisりも兼ねてしまったように思えるが、その横に素晴らしい仕事のモデルが並んでいるのだからしょうがない。今後のアップデートで少しでも改善されることを願う。

以上。

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