【水星の魔女】12話まで見た感想【※ネタバレあり】
初めましての方は初めまして。
アニメや映画等のレビュー、個人的な感想・考察を書きなぐっていくだけのnoteとして細々とやって行こうと思います。
かれんと申します。
最初の投稿は私の大好きなガンダムシリーズより、
機動戦士ガンダム 水星の魔女
について感想を述べていこうと思います。
※以下は水星の魔女12話までのネタバレ、投稿者の独自の考察を含みます。あくまで一個人の感想としてお読みください。※
おしながき
1.ざっくり感想
2.エリクト死亡説
3.最終話のスレッタの変貌
4.次期以降に期待したいこと
となっております。
1.ざっくり感想
さて、まずこの作品を放送分(2023年1月13日時点)まで見た印象としては
・ただの百合アニメ
・ただの学園もの
・ただの花嫁争奪戦
・まばゆい太もも映像集
ではなくちゃーーんとガンダムの系譜をなぞった
宇宙移民者と地球居住者によるロボット戦争アニメ
だった！！
よかった〜〜！！
放送当初は上記にあるような感想がSNS上で散見され、正直見ようか戸惑っていました。
が、期待通りの、いや期待以上のガンダム作品であったと！！
(セセリアちゃんの太ももがよかった点は間違いなかった)
という事で以下より、私がめちゃくちゃイイ！！と感じた設定、特にエリクトとスレッタの関係を軸に書きなぐっていきます！
2.エリクト死亡説
いきなり物騒ですね。
エリクトというキャラはプロローグに登場した赤髪のたぬきちゃん(4才)です。
いやでもこれ、たぶん、というか9割方当たってると思います。
｢え、でもエリーちゃんはお母さんと水星に避難して、その後大きくなってスレッタ・マーキュリーと名前を変えて学園に入ってるんじゃないの？｣
と思う方もいるでしょう。
しかし私は思います。
エリクトはエアリアルである！と。
エアリアルってガンダムやん。そんなわけ。
となるのが普通かと思いますが、
エアリアルに搭載されているAIに、エリクトの精神が入ってると思われます。
厳密に言うとAI自体が、ではなくAIに付随する形でエリクトが存在してる気がします。
ではまずなぜエリクト≠スレッタなのかという簡単な理由から説明しますと、
スレッタの年齢がおかしいんです！！
公式では17歳となっているんですが(間違ってたらすみません。)
第6話冒頭、ベルという女性がスレッタのお母さんと話すシーンにて、
｢今更、21年前の復讐なんて無理です。｣
って言われてるんです。
復讐というのは、プロローグで起きた襲撃事件で、スレッタの母にとっては夫を、同僚を殺されたことに対するデリング総帥への復讐を指すと思うのですが、
あの時エリクトちゃんは4才の誕生日。
そこから21年後といったら...25歳でないとおかしいですよね。
まぁ...スレッタは他の同級生と比べたら背丈が割とある方なので、実は25歳でしたー！って言われたら｢あぁ...｣ってなるかもですが、それは恐らく無いでしょう。
予想ではエリクトちゃんは水星に避難後、リスクの高いガンダム開発の被害か、または星の環境に耐えられなかったなどで死亡、
その直後にスレッタが誕生。と考えます。
ちなみにこれは微妙な違い、成長過程による差異の可能性もありますが、似てる2人の違いはあのまゆ毛でして。
設定画で見てもらうと分かりますが、あのまる眉、同じように見えてエリクトちゃんの方は眉間側に切れ込みがあるんですよ。
その他にもスレッタママ、プロスペラさんは度々｢娘たち｣という表現を使います。
自分の開発したガンダムを我が子の様に扱うのもあるかもですが、それでもそんな表現はしないでしょう。
その言い方の裏には、エアリアル＝エリクトであることに繋がっていると思います。
また、第6話エランとの決闘の最後、ガンビットに小さい子供の思念のようなものをエランが見ていたりなど、結構あります。
書きすぎるとただの解説投稿になるので辞めときます。既になっているというのは無し。
長たらしく書きましたが、エリクト死亡説というのはつまり、
・プロスペラにとってエリクトとスレッタという2人の娘がいる
ことになり
・エアリアルの高機動を支えているのはエリクトの類まれなるガンビット操作能力の高さ故である
という事に繋がります。
脚本家の倫理観はどうなってるんですか！！
この説が自分の中で徐々に確信に変わっていくうちに、
｢これはただのガンダムの皮を被った学園アニメではないな...｣
という気持ちが強くなりましたね。
さすが富野由悠季監督。期待を裏切らない。
話のメインはこれでは無いと思いますが、プロローグをちゃんと見た人に対するとんでもないミスリード、からの細か〜いセリフや描写でのネタばらし感がたまらなかったですね。
いや、気づくにつれて見るのが段々辛くなってたんですけど、これもまたガンダムの魅力と思って見続けました。。最高。。
3.最終話のスレッタの変貌
結構びっくりしますよね。
最後の最後、｢やめなさい！！｣って躊躇なくハエたたきしたシーン。
これ、ちゃんと理由があります。
私は、アニメ制作上の無理な視聴者裏切りシーンとか、急な設定変更などでは無いと思ってます。
何回か最後のシーンを見るにつれて、
｢あっ...ちゃんとやばい設定のやつだ｣
と気づきましたね。
というのも、結論から話すと
スレッタの精神がエリクトに支配されつつある。
からだと思ってます。
プロローグのエリクトちゃん、まだ幼いとは言え、自分が乗ってるルブリスと同じような敵ロボットを笑顔で破壊していきますよね。
4才であれば、まぁそのロボットに人間が乗ってることも分かるんじゃあ無いかとも思いますが、とにかく躊躇ないです。
シューティングゲーム感覚。
そのエリクトの精神が入ってるからこそ、敵兵を躊躇いなく手で叩き潰し、エアリアルから降りても笑顔でいられたんだと思います。
助けられたミオリネも｢なんで笑ってるの...｣みたいに言ってましたが、どうしてかその時
クリスティアーノ・ロナウドが頭をよぎった為ちょっと笑ってしまいました。
なぜ笑うんだい？？
で、なんでエリクトに精神支配されつつあるのかと言うと、これが結構面白いと思ってて。
アニメ随所でガンダムを操作するパイロットがよく
｢パーメットスコア｣
って言ってますが、簡単に言うとどれだけガンダムとリンクして機能を引き出すか。みたいなものの指標だと思ってます。
エヴァンゲリオンのシンクロ率みたいな。
通常のガンダムであればパーメットという情報の塊の流入によってパイロットと強くリンクして一時的に機能向上させるものですが、
エアリアルのAIはエリクト
というのを思い出してください。
パーメットスコアが高くなるほど、その情報はパイロットに流れていきます。
エアリアルのパーメットスコアが6(作中では現状1番高い数値)に達した場面は私が見る限り
9話の決闘と最終話の2回なんですが、
機体が青く光った時のスレッタって、普段の自信なさそうな雰囲気と違って凄い活き活きしてないですか？
そう、幼い子供みたいに。
だからこそ、ミオリネを助けた時もあんなに笑顔でいられたんじゃないかなって。
(ちなみに今までだったら敬語だった話し方も、タメ口になってるんです。)
あ、あとそれだけじゃなく、最終話では戦闘終了直後、ミオリネを探すということを｢誰かと話しているように｣決めてますよね。
もうエアリアルとスレッタが互いに意思疎通出来るようになってるんです。
でも、スレッタはその相手が実の姉かもしれない事は知らないんだよねぇ。
プロスペラさん、何も教えないんだもん。
何ならいちばん怖いのはプロスペラさんの思惑が｢エリクトを取り戻すこと｣だとしたら、スレッタが存在する理由はただの器ってことになります。
逃げたら1つ、進めば2つ。
スレッタが迷った時に必ず口に出す、お母さんから教えてもらった言葉。
確かにその通りかもしれないと思う反面、この言葉はあまりにもスレッタを縛る呪いのような言葉に聞こえます。
21年前の復讐を果たすため、
失った我が娘を本質的に取り戻すため、
スレッタはその言葉によって操り人形のように母親に動かされているのではないかと、
私は推測します。
だってガンダム作品で
仮面を被ってるやつは1番怪しい
って相場が決まってますからね！！(メタ)
でもそう考えると、スレッタちゃんってめちゃくちゃ可哀想じゃあないっすか...。
学園に来るまで、地球の食べ物もなにも知らないで育ってたんですよ。
友達はエアリアルだけ。
そんな子がやっと見つけた友達からは最後、助けたのにドン引かれて終わってます。
この先どうなるのやら。
4.時期以降に期待したいこと
最後には次のシーズン以降に期待する展開なんてのを話して終わろうかと思います。
ちょっと調子に乗って書き殴りすぎた感は否めない。
まず主人公、スレッタちゃんについてはこれまで散々書いてきましたが、
精神がどっちに寄るかで展開か大きく変わると思います。
ミオリネがあの後どう対応するかも、変わって来ると思うんですよね。
私は、ガンダムの悲劇大好きマンなので、途中まではプロスペラさんの思惑通りに事が進んで混沌として欲しい！！
でもその中で！！
私はグエルくんの活躍が見たい！！！
彼は過去作主人公に似た、純粋な心のパイロットのような気がして。
親に勘当されて外でキャンプ生活してるのを見たときは正直笑いました。
でも心の底はすごい強い子だと思います。
自分の手で親を始末したパイロットは強くなる。たぶん。
あと、早く地球の状況が詳しく知りたいですね。
人がどれだけ住んでるのかとか。
まだまだ、開示されていない情報が多すぎます。ホント続きが気になりますね。
ちなみに超余談になりますが、
初代 機動戦士ガンダム の12話ってまだガルマの葬式やってる辺りです。
もちろんアニメの作り方自体むかしと違う訳ですから当たり前なのですが、
内容の濃さが今回凄いですね。
それでもまだわからないことばかり。
次シーズンに大きな期待をこめて。
セセリアの太ももをもっと映せーー！！！
では。
(駄文で失礼しました。)
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