干物女子は潤いたい

からっからである。湿度40%を下回っている。加湿器をオンにする。
若い頃から乾燥肌であるが、歳とって加速している気がする。

顔を洗ったあとは、
化粧水、乳液、クリームと三層も塗るのだ。
そしてそのあとは、
下地、ファンデーション、パウダーと地層を形成するのだ。それでも隠れないシミってなんなの。ああ、素肌はもはや遥かなる太古の地層…。

ロマンもへったくれもなく、
全体的に砂漠と化すわたしのわがままボディ。
油分が足りないのかと良質な油をとれば、中性脂肪の数値があがり、コラーゲンを取れば吹き出物に変わる。お肌も目詰まりだが、わたし自身も詰んでいるではないか。

ヒー●テックはご法度だ。お肌の水分を熱に変える。老人性乾燥肌が加速する。そもそも干からびているわたしには、ちっともあったかくない。水分ないもん。シルクのももひきで頑張るのだ。


この前まで除湿器オンだったのに。あの夏はすぐそこにあったのに。いま38%ってナニ？　ふたたび加湿器をオンにする。部屋は潤うが、わたしは潤わない。なにが足りないの？　エラスチンなの？　ヒアルロン酸なの？　恋なの？


ここまで読んでくださった皆さまありがとう。
乾燥してつらい
っていう話でオチはないのです( ・∇・)おわり