読書記録。『思考の穴』を読み始めてみて
答えは「イエス」とのこと。
大学時代、認知心理学のテーマから卒論を書いた経験のある私としては、とても興味深い本。
まだ読み始めたばかりだけれど、このワクワクが止められず、投稿。
当時は、日常生活のさまざまな現象を説明できる行動心理学、認知心理学が面白くて仕方がなかった。なるほど、こういう理由、理論があってこんなエラーが起きるんだ、錯覚に陥るんだと、何もかもが新鮮で、目から鱗だった。
でも、それをどう応用するか?までは思考が及ばなかった。知ることで満足してしまっていた。(まさにこの本の最初のテーマである、知った気になってしまい、自分の知識を過信してしまう「流暢性効果」が生じていた。)
今は、この認知心理学の知識をどう日常生活に活かしていくかが、とても気になる。なんとか使えないものだろうか、と考える。
大人の学びってこういうことなのだ、とあらためて実感。
錯視は、網膜に映る2Dの世界を実際の3Dの世界として知覚するために起こる現象。人が無限の可能性を秘めた不確かな世界を突き進めるように、認知システムが適応してきた結果である、とのこと。
錯視が人に害を及ぼすことはないけれど、流暢性効果のような「過信」は、日常生活で深刻な問題を引き起こすかもしれない。
さて、認知心理学がそのような問題をどのように解決してくれるのか?
これから読み進めるのが楽しみ!
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