日直やりたくない!でも…
3年生になった息子。
新学期から、私の付き添いありで毎日朝8時の登校時間までには教室に入れようになった。
しぶしぶ…登校するとはいえ、泣くこともなく。
けれど日直が回ってきた今日、久しぶりの涙。足が止まる。だんまり。
それでも昨日の「明日、日直嫌や」と言う息子の表情は、昨年のような暗さはなく、私には“この子はきっとやれる”という確信があった。
なんとか教室に入り、グズグズしながらもランドセルを片付け、席に座る。
隣の席の子もそれに気付き「大丈夫やって!目つぶっとけばいいって!」など励ましてくれた。
先生が「日直さんお願いします」と言うと、自分から席を立った。私と一緒にトボトボ前に出たけれど、結局朝の会の司会はできず。
運良く、一緒に日直をやる子はしっかり者で一人でも司会をやれる、と。担任の先生もクラスの子たちも、頑張れ!ではなく、司会以外の仕事をやればいいよ!と言ってくれて。
子どもが就学してから、30年前と変わらない教育だよな…なんて思っていたけれど、違った。
ちゃんと“一人一人の特性を尊重する”考えが子どもたちに浸透していることを痛感した。
きっと中には、ずるい、とかお母さんと一緒に登校して変なの、とか思っている子もいるだろう。
それでも、息子はあのクラスに受け入れられているという温かさを毎日感じる。
司会はできなかったけと、息子はちゃんと席を立ち、みんなの前に出られた。それだけで充分。
きっと、他の仕事はやり遂げるはず。
帰ってきたら、いっぱいいっぱい褒めよう。
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