週刊現代Special特集「ドラマ好きが本気で選んだ日本一のテレビドラマベスト100」を見ながら思ったことをつらつらと

当然ですが売り物なので、限られた範囲でご紹介。気になる方はご購入を！それにしても古いドラマが多すぎて未見ばかり。選者への道のりは遠い…。

週刊現代Special

34位に三谷幸喜「王様のレストラン」。7話くらいまで見て一旦ステイしてますが（決して面白くなかったからではない、むしろ面白すぎて腰を据えて見たいとなるとリアタイドラマ放送中はなかなか忙しくて見たくないものである）確かに面白い。若き元松本幸四郎（現松本白鸚）が素敵。そして女子時代の鈴木京香がとんでもない色香とチャーミングさを併せ持っていて5m以内に近づいた人類全員イチコロだと思うまじで。あとはこの作品に限らず、山口智子って様々な名作ドラマに出演している素晴らしい女優なのだと再認識します。今で言うと尾野真千子が近いポジションなイメージ。視聴者に嫌われる要素が極端に少ない、庶民的な役柄を魅力に変えて演じられる女優と感じます。

30位に「ドクターX」。1話完結医療モノご都合主義って嫌いなんだけど、中園ミホなんだ。「西郷どん」と一緒で女性タッグなんですね。最近は「アンナチュラル」「Nのために」等々（この2つは同じ組み合わせだけど）女性タッグ強いなあ。

27位にご存知「逃げ恥」。本当にごめんなさい、未見です。土下座。そんなんじゃだめだって分かってるごめんもうすぐ見るから。

23位「お荷物小荷物」。聞いたこともなかったけどドキュメンタルドラマみたいな作品で、作品の中で”『台詞だから仕方ないけど、自分だったらこんなことはやらない』と俳優が自分の気持ちを吐露する”らしい。やばい。「山田孝之のカンヌ映画祭」的な、ドキュメンタリーなのかドラマなのか分からないタッチが1970年にあったとは。要チェックすぎる。

18位に「カルテット」。実際に本誌を買って見ていただければ分かりますが、2010年代の作品は上位50位には全然入ってない。ドラマ65年の歴史の中で18位に入ってくるのは相当、選者からの引きがあったんだなと感じます。大好きでした。あー、見たい。ありすちゃん最高だった。

11位に「半沢直樹」。ただただ面白かったなあ、久々に見たい。

8位に「高校教師」。最高。大好き。ラストシーン。言わずもがな、93年版の真田広之。上戸彩と藤木直人とかまじで話にならん議論の余地なし。この時代の野島伸司作品はとんでもなく重くて酷いのに何であんなに輝いてるんだろう。作品は本当に大好きなのに、野島伸司を語ろうとするとどうやっても「野島伸司wwドロドロww」みたいな感じになってしまって上手く良さを表現できないんですよね。高校教師の魅力は頑張って一回言語化したいなあ、見るのキツいシーンも多いけれども。それにしても桜井幸子可愛すぎるよね。は、るの、こもれびの、なかで…

2位は「傷だらけの天使」。つい最近、再放送やってたから録画しようと思ったものの1話外したので断念。ここまで評価高いドラマとは知らなかった。

1位はなかなか意外な作品でした！ドラマ見てなかった人でも、みんな少しは知ってるあの作品。2010年代です。つい最近CMにもテーマ曲が起用されててびっくり！気になる方は本誌を。

と、本誌の構成上50位→1位と見ていく形になっているため私はすっかり100位→50位のことを忘れておりました。「白い巨塔」「踊る大捜査線」が無いじゃねーか選者は節穴か？まあでも仕方ないか…人間だもの。と思ったところで次ページをめくって一安心。

53位「Mother」。出ました芦田プロ。（ちゃんと見たことない、見ます）。トルコでもリメイク放送されたっていうのが凄いよねぇ。

59位「ケイゾク」。人気作品ですよね。堤幸彦だったんだ。見たいけどシリーズ長そうだからちょっとなー。シリーズ続く系は苦手意識があります。

とか言いつつ、66位「3年B組金八先生」。小学校6年生時に第7シリーズが放送中で、これまでの人生の中で最も回数多く見たドラマ。金曜日の放送終了後、土曜・日曜・月曜・火曜・水曜・木曜と毎日復習したので各話を7回見てます。頭おかしい。そして毎話必ず、学校で友人とシーン再現するための重要台詞を覚える。ビンタシーンとか大好きだったし、何なら覚せい剤の禁断症状出てるの真似してたヤバい小学生だった。大丈夫です、絶対ダメなのはあれで学びましたから。「金八見た！？」という友人からの質問は金曜日の放送を指すものではなく（放送を見るのは当たり前すぎて質問にならない、月曜日は最新話のお気に入りの台詞を投げかけるのです）「最新の『予告編を』見たか」という意味でした。我ながら狂ったように現Hey! Say! JUMP（当時Ya-Ya-yah）の八乙女光演じる丸山しゅうにハマりまくっており、どうにかして結婚しようと思っていた上、相手役の黒川智花演じる稲葉舞子には心から消えてほしいと思っていました。その名残で今も黒川智花を見ると「ほうれい線が」と思う。失礼すぎる。

70位「踊る大捜査線」。思ったより低い！選者目線よりも一般人目線の方が順位が上がるタイプの作品なのかも。97年作品なので、私と同年代・それ以降世代は、かの有名な決め台詞の影響もあり映画のイメージが強いんですが、面白いのは圧倒的にドラマだと豪語したい。第2話が面白い。カエル急便。それにしてもこの題字見るだけで食欲そそってくるのが凄い…超見たい。そしてこのドラマを振り返る際にどうしても気になってくるのが俳優と役の関係性。「ハマり役」に恵まれるのは俳優にとって基本的にはプラスであるはずだが、かえって呪縛となることもある。織田裕二の「青島現象」についてはなかなか分析のしがいがありそうです。

72位「白い巨塔」。神。思ったより低いし、ランキングにあがっているのは田宮二郎版。田宮リアタイ世代は絶対こっちが優れていると主張するし、「恐らくきっとそうなんだろうな」と思うが、私の中では唐沢寿明版が完璧に完成された最高傑作なのだ…！なので、田宮版を見ることで私の中の「白い巨塔」像を塗り替えたくないです…ごめんなさい。相当な覚悟を持たないと田宮版は見られないので暫くお預け。大人になって諦めがつくようになったら見ます。

76位「振り返れば奴がいる」。93年なので見たのは間違いなく再放送であるし、再放送もかなり幼い頃に見た記憶。ストーリーは全く覚えていないしそもそも理解できる年齢ではなかった頃に見たはずなのだが、何か毒飲まされて血吐いてませんでした？全然この記憶正しいか分からないんだけど、でも最後、織田裕二と石黒賢がどっちかがどっちかを支えて白衣で引きずって歩いてく後ろ姿はめちゃ覚えてる。そして言わずもがな「今から一緒にこれから一緒に殴りに行こうか」。Oh...ASKA。でもそれだけじゃなくて挿入曲「歩くたびに透き通る風」も凄く良いんですよ。ロンバケの「セナのテーマ」が入っているピアノピースに「振り返れば奴がいる」の挿入曲も入っていて、よく弾いてた。良い曲です。

てかねえ待って。
ロンバケ無いんだけど。
ロンバケが無い。
日本のテレビドラマ史における北川悦吏子氏を無視するとは…
「オレンジデイズ」を入れろとは言わないが「ビューティフルライフ」を入れろとは言わないが
ロンバケは入れるだろ。
やっぱ節穴かな？

83位「それでも、生きてゆく」。いやでも節穴ではない、かもしれないです。どうやっても語り尽くせないような超弩級名作だけど、今度「anone」レベルの熱量で本気出して書きます。こんなの見たことないってくらい素晴らしいドラマ。脚本、演出、役者の力量、どれを取っても珠玉。

85位「ごめん、愛してる」。何で入ってんの？意味わかんないwバグかwwどう考えてもロンバケの6分の1くらいのレベルだろが何や一体迷子か

88位「泣くな、はらちゃん」。これはまじで名作！！！！リアタイで見て以降、再放送とか見てないんだけどとってもとっても素敵なドラマだった。長瀬智也のコミカル演技力とでっかい体だからこその可愛らしさ、あと麻生久美子の冴えないサブカル感に滲む透明感が最高で、素直な気持ちでほんわり笑ったりほろほろ泣いてしまうようなドラマでした。長瀬君が作詞したTOKIO主題歌も最高だったな。ああああ久しぶりに見たい。

※入れ忘れてない？シリーズ
・ちゅらさん
全国の朝の水道止めたドラマだよ？朝ドラ入れるんだったら外せなくない？
・ロングバケーション
90年代恋愛ドラマの金字塔と言って怒る人、いるの？
んなこと言ったら当時の女子に潰されるよ？
選者が男性に寄ってるのかなと思って見たけど、きちんと半々だった。さすがにそこは配慮するよね。でも改めて、なんで？
「HERO」も無いしみんな木村拓哉嫌いだったのかな。でもよく見たら「BG」が入ってる。節穴かな？
・相棒
別に私は見てないからいいんだけど、意外と入ってない。
・ずっと貴方が好きだった
冬彦さん入れてほしかったなww
・ランチの女王
あってもいい気がする。キャスト勝ち（振り返るとね）なとこもあるけど。
・IWGP
見たこと無いけど、人気度的にあっていい気がする。木更津は50位に入ってた。クドカンやっぱ強いなあ。
・ウォーターボーイズ
青春ドラマと言えば。私は山田孝之版が一番と思っているけど、世間的には映画の方が強いのかな？

それにしても、見るべき過去ドラマ多すぎでした…。しかしランキング形式でこうして並べるだけで、改めてテレビドラマ文化って素晴らしいなと思います。新作ドラマもどんどん良いもの生まれるし、エンターテイメントが尽きないよろこび！当分楽しく生きていける！