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安いと荒れる

いまの日本は「安い」が正義だという風潮がありますが、それは良いことなんでしょうか。

安い店の客層にはヤバイ奴も多いですよね。誰でも入れる場所には危ない奴も入りやすいんです。海外の安いバーではケンカが絶えません。
いまの日本はそれに近づいてる。

昭和の頃の「清貧」と違って、いまは貧困と犯罪は強い繋がりを持っています。外国人が危ないのではなく、フィルターを掛けずに誰でも入れてしまうのが危ないのです。

観光税や移民税で壁を作れば、善良な外国人が集まってきます。北海道のニセコが良い例です。人口減少で国を維持できなくなる事が見えている日本にとっては強い味方。

かつてトランプ大統領がメキシコ国境に壁を作ると言ってましたが、考え方はあれと同じ。物理的な壁ではなく、金額で壁を作る。


ペイ・ウォール(Pay Wall)という言葉をご存知でしょうか。

無料SNSでは罵倒コメントの嵐で炎上騒ぎが起こるのに、有料SNSでは平和で建設的な話が弾みます。月額で数100円を払うか払わないか。じつはそこに大きな壁があります。

ペイ・ウォールの中に入ってくる人はある一定の基準を満たしていると言って良いでしょう。そして荒れた人が入会した場合には、既存メンバーが平和を維持するために、弾き出してくれます。

ある人の人格を判断するのはとても難しいのですが、ペイ・ウォールの中にいる人は「確率的に」善良な人が多いのです。

無料セミナーではなく、数千円でも参加費を取ったほうが、まともな参加者が多くなるのと同じです。


世界から見れば100円ショップのように安く弱くなってしまった日本。だからと言って何でも安売りする必要はありません。

すでに世界各地の観光地では高額な入場料や入場規制が普通です。富士登山がこれほど荒れたのも誰でも登れるからです。予約をとってペイ・ウォールを作るべき。それが自然を守ることにもなります。

日本文化として誇れる部分は価値を認めてくれる人達だけがアクセスできるようにするのも、観光客に対する配慮です。荒れた人達と一緒に観光はしたくないでしょう。


全員平等が美徳と考えている日本人は多いです。しかし全員平等という考え方が犯罪を招いています。

ペイ・ウォールに入ってきたお客さんを大切にし、人柄が分かった段階から安くしてあげるというので良いではないですか。

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