【東大のジム→ゴールドジム】社会人1年目のジム選び


 2019年の4月から社会人になるにあたり、これまでの東大のジム(通称:御殿下)は使えなくなってしまう。実際は卒業生でも使えなくはないんだが、時間が合わないため、通い慣れた所からの巣立ちとなる。

 ということで、今回は自分が社会人1年目だったときのジム選びの道のりを記していく。

(今回は【サマライズ版】記事はないので、時短の読者は本記事目次から【まとめ】をクリック!)

【本記事の内容と想定読者層】

 本記事の内容は、社会人1年目になり、これまでの大学内のジムが使えなくなってしまい、どのように新しいジムを選んだかという筆者の忘備録である。

 想定読者のメイン層として、

・学生時代にウェイトトレーニングを数年間続け、社会人になっても学生時代と同じレベルでウェイトトレーニングを続けたい人

 一方で、今回の想定読者層でない人として、

・これからジムに通ってみたいがどう選んでいいか分からない人

(次回?、初心者のジム選びに焦点を当てた記事を書く予定。本記事では述べない「筋トレの目的」と言ったことにも触れる。)

【自己紹介】

 自己紹介というか、ジム選びの方向性というか。とりあえずこんな感じ

・学生時代、2015年から2019年3月まで御殿下でウェイトトレーニングを続けてきた

・御殿下でベンチ165kgまで上げてた人

 (もうそろそろ思い出してくれた?)

・社会人になっても、これまでの運動量でトレーニングを続けていきたい

【ジム選びのための条件】

 ジムを選ぶための主要な3つの条件を以下に記す。

①学生時代と同じ種目、重量、回数が行える(※1)

②定期券圏内の場所にある

③月会費が安い

優先順位は、① > ② ≧ ③である。

ただし、この条件は後々1つに絞られることとなった。

※1①の条件についての補足。「種目」については、マシンの有無といった設備面でできる運動・できない運動があることに加え、それを代替した時に許容できるかどうかである。「重量」については、例えばBIG3の種目で高重量を行うときに、重りのプレートが施設内に足りているか・ダンベルの重さは十分か、ということ。そして、注意したいのは「回数」についてである。学生時代と同じ回数がこなせることとはつまり、ジム内のルールによりマシンの一人当たり使用時間が限られていることがあるため、その時間内に回数をこなすことができるかということである。※1

【ジム探しの日々】

第1章~まずはジム見学・体験から~

 時期は確か2019年4月からだったと思う。ジムを最終的に決めるにあたりまずは見学・ビジターから入ることにした。

 条件①~③で探していくことになるのだが、これまでは御殿下以外では、公民館系のジムやゴールドジムしか行ったことがなかった。

 ただこの時点で、条件①として、公民館系のジム(2時間で300円の利用料などの都度利用の運営)は設備に乏しく、さらに定期券圏外で駅から遠いため条件①&②を満たしていない。そのため、時間・曜日気にせず使い放題プランである月会費1万円前後のジムの中から選ぶことになる。

第2章~「ジム」の種類についての過ち~

 次に条件②定期券圏内のジムについてだが、web検索してみると問題なくこの条件は達成されたかに思えた。というのも、今やジムは主要駅にはほぼ存在しているからだ。

 そして条件②に当てはまるジムへ見学に行ってみて気づいたことがある。それは自分の求めるウェイトトレーニングができないということ、つまり、条件①が達成されていないことが判明した。条件②である定期券圏内のジムを数件回ってみたのだが、やはりこの条件①は達成されなかった。

 条件①が達成されなかった詳細を書くと、ウェイトトレーニングをがっつりできる「ジム」と、ウェイトトレーニングがしづらい「ジム」といった、「ジム」の中でもその詳細の区別が自分でついていなかったことにあった。

後者はいわゆる「フィットネスクラブ」のことであり、定期券圏内の条件②は容易に満たすが、学生時代と同様に運動できる条件①が満たされていないのである。(※2)

※2 正確に言うと、フィットネスクラブはウェイトトレーニング向けではないだけであり、できなくはない。ただ、店舗にも依るが、ベンチプレスやスクワットの台数が1ほどと少なかったり、また、高重量ダンベルの重さがないなど、ウェイトトレーニングのターゲット層をメインとした施設・設備ではないということ。

個人的な意見としては、台数の少なさが待ち時間の発生につながりやすいこと、ベンチプレス台も高重量を扱いづらい形状をしている、スクワットがスミスマシンでしかできないなどが、条件①を満たさなかった。※2


第3章~条件の見直し~

 ということで条件①~③を見直した結果、条件①については立地はさておき、ゴールドジム一択となった。立地については数店ほどに絞り込まれ、それに伴い、条件②&③がなくなることになった。※3

※3 条件③に関連した月会費について、2019年当時、フィットネスクラブは日・時間帯制限なしプランは13,000円ほどで、どのチェーン店も横並びの価格だった記憶がある。一方で、これも店舗に依るが、ゴールドジムは同様のプランで2~3,000円安かった。その理由として、フィットネスクラブはプールなど筋トレ以外の施設利用もプランの料金に組み込まれていたりするからである。2021年3月時点では、フィットネスクラブの料金プランも変わってきたように見える。※3

第4章~再度、体験へ~

 選択肢となるゴールドジム数店の中でも、土日の利用も踏まえて近場となる店舗の体験へとまずは向かった。

 体験の感想としては、条件①である学生時代と同様のトレーニングができること、更衣室から運動エリアへの移動がほぼ0、混雑具合も許容範囲内、設備も新し目でよし、各マシンが使いづらい形状をしてないといったものであった。他店の体験はせず、1ヶ月ここで試してみようと思い、ここに決めることにした。春という新学期・新年度、さらに体験利用も合わさって入会金は無料となることもよし。

第5章〜ゴールドジム、キミに決めた!〜

 そんでもって1ヶ月続けた結果、このジムを利用することにした。決め手として、1ヶ月目の利用前と利用後のギャップも特になく、ユーザーの皆さん・スタッフさんの雰囲気もよかったことが後押しとなった。

 そして、約2年利用した今もそれは変わっていない。(2021年3月時点)

【ジム探し完了】

  ということで、ジム選びの条件は学生時代と同様に筋トレ出来る条件①のみとなり、結果としてそれを満たすゴールドジムを選んだ。

【学生→社会人からの体の変化】

 社会人になってからの2か月ほどの間でベンチプレスは▲25kgとなり、140kgを上げるのがやっとであるほどまでに扱える重量が下がった。そして体重も▲3~4kgとなった。

 ただ、ベンチプレスの重量に関しては8月くらいには、ゴールドジム各店を回るジムめぐりで150kgは上げられるほどに戻っていた。体重も社会人1年目が過ぎるころには元に戻るよりは1kgほど増え、この1年で7kgほど変動していた。

【社会人1年目のジム通いでの注意点】

 社会人1年目からジムに通おうと考えてる人へ、いくつか検討した方がよいと思うことについて述べる。学生から社会人になる際に変化するものとして、(時間)=(お金)の関係が時間寄りからお金寄りになること、さらに、時間の使い方に制限が出るという2点から下記のことを検討してほしい。

・勤務外の時間を何に使うか?

 社会人になり、時間と引き換えにお金を得ることになるが、お金を時間に変えづらくなることには注意が必要である。可処分時間とでもいうべきか、社会人はこの時間自体が減り、この時間を増やすことも難しくなる。

 自分の場合、1回あたり少なくとも2時間はジムにいる。これを週3回行うため、年間で約300時間となる。この時間を社会人1年目から筋トレに割くべきなのかというとこである。仮に、キャリアアップのために知識を増やすべく、2時間で一冊の本を読むとすると、年間で150冊分の知識が蓄えられることになる。(次次回?、1年間で読んだ本の記事を書くかもしれない)

 社会人1年目の読者のみんなは、今一度、時間の価値、時間を何に使うかということを考えることが、人生の長期的な視点では必要であろう。

・ジムでのトレーニングの疲労が勤務中にのしかかってくる

 仮にジム通いを選んだとする。すると、トレーニング翌日の勤務中に疲労の影響が少なからず出ることに気をつけてほしい。特に睡魔との闘いは今後避けては通れないだろう。これまでの学生生活では授業をサボる・授業中に寝るということも可能ではあったが、社会人になると勤務中は時間を自由に使えなくなるためそうもいかない。

 また、普段はしないような単純なミスも疲労ゆえに起こりやすくなる。そのため、睡魔・疲労の対処法方を身につける必要があろう。

【まとめ】

 最後に、社会人1年目のジム選びについてまとめる。

・学生時代と同じレベルでウェイトトレーニングをしたいなら「ゴールドジム」にすべし

・立地については自分のお好みで

・今後のキャリアアップを早急に図りたいなら、ウェイトレーニングに時間を割くべきかをしっかり見極めること

【余談】

 ジム探しで各地のジムを巡っていた時のこと。かつて使ったことのない種類のベンチプレス台を使用した際に、150kgが上げられず、加えて補助器に乗らずに首に乗ってしまった。窒息し出した時、呼吸が全く出来ず、一気に頭に熱がこもっていくのを感じた。ただこの時に走馬灯は見られず、なんとか生き抜く方法を探すべく、まずは状況整理、次に脱出方法の探索を行おうとしていた。幸いにも脳内で状況整理中にスタッフの方に発見され、事なきを得た。

 使ったことのない器具ではいつものセットメニューではなく、軽い重さで済ます勇気が必要と学んだ。スタッフの皆様、お騒がせしてすみません。

今後、筋トレ関連の記事を書く予定ですので、よろしければTwitterのフォロー(@karasutotengu)をお願いします。

以上、お読みいただきありがとうございました。


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