見出し画像

フリーランス翻訳家兼主夫の一日

私はフリーランスで翻訳をしています。翻訳を始めてから、かれこれ16年が過ぎようとしています。年数だけみればベテランなのかもしれませんが、その他の多くの仕事と同じように、評価基準は経験年数だけではありません。実際にデビュー2年程度の翻訳者さんでも素晴らしい仕事をする方はいます。

さっそく話がそれてしまいましたが、今回はフリーランス翻訳者の一日のスケジュールを紹介したいと思います。ただし、私は家事の7割ほどをこなし、また、午後3時前後に子供を迎えに行く役目も担っています。そのため、フル稼働とはほど遠い状況です。しかし、私の経験上、フリーランスで月から金まで毎日8時間(またはそれ以上)きっかりと仕事をしている方は稀だと思います。いずれにせよ、翻訳かどうかはともかく、フリーで在宅で仕事をしたい方、または新しい働き方を模索している方には少し参考になるかもしれませんので、是非目を通していただければと思います。

午前7:15 目覚まし時計で起きる(または子供に起こされる)。朝食は妻が担当。

午前7:30 半分寝ぼけながら子供の弁当を作る

午前8:30 登校・出勤する子供と妻を見送りながら、PCの電源を入れ、洗濯機をまわす。インスタントコーヒーを作り、仕事を開始。

午前9:00 仕事を中断し、洗濯が終了したら、ベランダに干す。その後、仕事を再開

午前10:00 仕事を中断し、何らかの家事をする(トイレそうじ、風呂掃除、洗面台そうじのうちの一つ(曜日によって異なる))。その後、仕事を再開

午前11:00 仕事を中断し、筋トレ(5分程度)。仕事を再開。

午後0:00 近所のスーパーで買い物

午後0:30 昼ご飯を食べながら仕事する

午後1:30 夜ごはんの下ごしらえ

午後2:00 仕事+ジョブハンティング*

午後3:00 子供を迎えに行く

午後5:30 夜ごはんを作る

午後6:30 夕食

・・・

午後9:00 子供の就寝後、Netflix等を見てリラックス

午後10:00 仕事夜の部スタート

午後11:00 皿を洗い、明日の予定をTo-doリストアプリに入力後、仕事を再開

午前0:00から2:00 就寝(仕事の進捗状況および納期までの時間によって異なる)

*フリーランスで仕事をする場合、単発の仕事が多く、仕事をしながら次の仕事を探す必要があります。

今回は割と平均的な一日のスケジュールを紹介しましたが、フリーランスの翻訳者の仕事は非常に不安定です。そのため、仕事量が少ない日や仕事がない日も当然あります。このような特徴があるため、過去には仕事を取り過ぎてしまい、徹夜で作業に追われることもありましたが、質を落としてしまうと今後の仕事に影響を及ぼす可能性があります。したがって、ここ数年は仕事の提案をいただいたさいに納期が厳しいと思ったら、予め延長を求めるようにしています。

フリーランスは自由がきくため、好きなように時間を過ごすことができると思うかもしれませんが、安定したスタイルではないため、予定を立てるのが少し難しいかもしれません。そのため、何パターンかスケジュールを用意し、臨機応変に対応することが肝要なのではないでしょうか。また、私の場合は海外の企業との付き合いが多いため、深夜にコミュニケーションを取ることも多々あります。

次回はテレワーク歴16年の私が考える「テレワークを成功させるポイント」を紹介していきたいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?