派遣の仕事量が増えてきたが、その理由がえぐい……
私は工場派遣で働いている。
最近減っていた派遣先工場の仕事量が、ここになって増えてきた。3〜6月はずっと暇だったのに7月になって復活した。すでに残業も2残くらい当たり前になってきた。
だが、仕事量が増えたその理由がえぐい。
うちに職場には正社員のほかに、直接雇用の契約社員、請負社員、そして派遣社員の4種類の人間が働いている。
その中の請負さんに振っていた仕事を減らして、他の作業場に割り当てているのだ。
つまり、マーケットの需要が回復したわけではなく、工場内部での仕事量調整にすぎない。
請負さんの仕事を減らして、その分を他で分けるということなのだ。
これが何を意味しているのか?
カンの良い方ならもうお分かりだろう。切る時は請負から切るということだ。
先日、私は別の作業場で仕事をすることになり、請負さんが作業しているエリアの隣で仕事をした。
その時、請負さんたちが集まって誰を休みにするかの相談をしているところを見てしまった。
遠目に見ていても、みな暗い表情で沈んでいたのがわかった。正直、胸が痛んだ。
しかし、私も悠長なことは言っていられない。請負切りが終わっても景気が回復しなかったら、次は当然派遣切りとなる。
状況は刻々と変化しつつあるのだ。この世界で安心できるものなど何もない。すべてはうつろい流れていく。
いま私は副業を始めることを考えている。以前に少しやっていたことがある。ブログや転売、投資、webライターなど。どれもあまりかんばしい成果を上げることはできなかった。
上手くいかなった原因はいくつかある。
まず継続性がなかったこと。3〜6ヶ月くらいで見切りをつけてやめてしまうことが多かった。
いくら見通しが悪くても1年くらいは続けるべきだったと思う。
それから、そもそもの熱意の問題。疲れていると作業をしなかったり、何か問題が起こるとやる気を失っていた。必要な経費の投入にもしぶる癖があった。
つまるところ、副業にかける本気度が足りなかったのだ。在宅で簡単に稼げればとの思いがあった。
しかし、今は違う。
コロナ禍による派遣切りの恐怖がある。尻に火がついた状態である。
だからこんどこそとの思いがある。それに副業が上手くいったら、ゆくゆくは派遣から抜け出せるかもしれない。副業を本業にしてしまうのだ。
それくらいの夢は見させてほしい。
アフターコロナの時代には、働き方の多様性が増してくると予想されている。今は過渡期なのだ。
幸い私はまだ切られているわけじゃない。最悪の状況というわけではないのだ。今のうちに行動を開始していこうと思う。先のことは何もわからないのだから。
これを読んでいる派遣の方々、もしくは将来に向け何か行動を起こそうと思っている方々、共に頑張りましょう。
そして、今現在すでに切られてしまい厳しい状況におかれている方々、おつらいでしょうが、決して負けないでください。
社会保障の制度を十二分に活用し、(私の過去のnoteにも記事があります)何とか生き抜きましょう。