心臓と湯冷まし : 20代後半の経験と今だから言えること
小学校で運動制限取れたものの
幼稚園の年長の時に
おたふく風邪の影響で心筋炎と診断され
心肥大も経験しています
僕は神奈川に住んでいて地域に大学病院は
あるけれど
私の父が教材を監修する仕事もしていた関係で
母の退職した職場に接点があり
私の病気を知ってくれた母の元上司が
自分の親族が伊豆逓信病院の小児科で医師をしていると
紹介してくれたのが縁で
当時の伊豆の逓信病院にお世話になったことがあります
幸運にも心臓は何のこともなく綺麗に治り
今も運動制限などは起きておりません
両親に連れられたことは記憶しているのですが
幼稚園の年長だから伊豆ことは記憶になくて
あの時はお世話になりました
🫖
運動制限。幼稚園の年長なので、走っちゃいけませんとか
個別具体的なことはよくわからないわけです
なので、母が私のこと見ながら
そんなに活発にしてダメだよと
気にかけてくれたという状況がありました
それからいろんなことがあって
20代にコールセンターで働いていた時のこと
ある時、熱が下がらなくて、お腹も下してたりするんです
過労で寝ても疲れが取れなくて
半年以上背中に鉄板入れたような不快感が続いたから
疲労で限界だったのでしょう
地元の市民病院で面識のないおじいちゃん先生に診てもらい
その先生は検査とかなさらなくて
体温も測らなくて
「熱が出てお腹調子悪いんだったら
湯冷ましを飲んで様子を見てごらん」と帰されました
お医者さんが言うんだからそうなんだろうなと思って、安静にしました
🫖
でも40度近い熱が続き状態がどんどん悪くなり
自分の中では経験したことがない
胸の痛みというのを感じるわけです
普段は痛くない場所がおかしいという
なんとも言えない、自分の内部の
多分これ心臓だと確信するような
不穏な胸の位置で
ここ痛いのおかしいよっていうことがあって
ずっきんずっきんするわけじゃないんですけども
無視できない痛み
家族と話して、今度は市民病院じゃなくて
大学病院まで連れてってもらいました
さすがに伊豆の逓信病院は遠いので
神奈川の大学病院です
高熱と胸の痛み、お腹も調子悪いということも伝えてあるので
とりあえず手続きを済ましたら、採血
採血結果はすぐ出るから待っててねということで
待ってたら、看護師さん二人連れが車椅子を押しながら来るんですよね
この病院忙しいんだなと思ってたら、自分の方へ来るわけです
その車椅子に座れと
ちょっと待ってくれと
自分は熱があるし胸も痛いかもしれないけども
なんなら今ここでスキップできるくらい
体は大丈夫だという自己認識でして
看護師さん曰く「心臓壊れてる酵素出てるから歩くな」とのこと
それはもう「はい」と言うことを聞くしかないので
車椅子で運ばれていきました。ドナドナ🐄
その日は土曜日の午後なのだけど
心臓に強い大学病院なので
心臓カテーテル手術を最優先で受けてさせてくださって
大学病院に到着して検査して予約なしに心臓カテーテル手術です
迅速
カテーテル手術って意識はあるので
説明を受けながら
今お薬入れてるからちょっと
違和感あるかもしれないけど
気にしなくていいからねみたいな感じで
お医者さんとコミュニケーション取りながら
鼠蹊部から心臓までカテーテルを入れてもらいました
カテーテルを入れた状態でどうするかというと
ICUに泊まり、血管の中にカテーテルが入っているので
動くと大変なことになるから動くなと
絶対安静でした
高熱は点滴でおさまりました
土曜日に予約もしないで行ってすぐに心臓カテーテル手術してくれるくらい
先生が揃ってるということは
所見が別れるんです
循環器に強い大学病院なので複数の先生が
それぞれ見たてが違う
その結果
最終的には「心筋炎もしくはストレス性の狭心症」ということになりました
心筋炎であればもう峠は過ぎたから危険はないわけですけれども
ストレス性の狭心症であるなら
血管を広げて狭心症が起きにくくするお薬が必要
🫖
私の経験から言えること
生まれつき心臓が弱い子というわけではなかったんですけれども
無理をすれば自分の弱点に皺寄せが起きる可能性がある
20代の時に心臓のことを意識しないので
ものすごく無理をしましたけれども
心筋炎もしくはストレス性の狭心症になって
熱が下がらなくなるほど無理をする必要はない
あとはさすがに20何年経っていると
カルテが残ってないので
子どもの頃もそういうことが
あったんだったらと、大学病院の先生たちが
調べてくれたんですけども
データがもう残ってなかったのです
これは患者の方でどうにかできることじゃないですけど
検査してもらった結果とかっていうのが
例えば電子化されて統合されて
20年とか経っても遡ることができるようになると
よりお医者さんが、その人のことを
総合的に診察するのに便利なんじゃないかなと思うんです
例えば子どもの時に心筋炎と診断されたなら
当時のレントゲンを確認出来れば
医師の判断材料を増やせます
医師は診断という判断をするお仕事だから
そして、最後に
これはもう僕が生きていて時間が経って
心は壊したけども
心臓のことでは困ってないので
笑い話として皆さんにお話ししたんですけれどもポイントは
アップデートしていないお医者さんというのは怖いということ
僕の信頼する尊敬する医師たちは
共通して勉強が得意なだけではなくて
聡明なだけではなく
あんなに忙しい激務と
重い責任を負ってる中で勉強し続けてるんです
アップデートし続けてる
対して、おそらく市民病院の診察してくれた
おじちゃん先生はアップデートしてない
可能性がある
結果白湯を飲めと言われる
心筋炎かストレス性狭心症で
心臓カテーテル手術受けてよかった状態の若者に対して
湯冷ましを飲んでごらんっていうのは
なかなか古典的ですよね
湯冷ましや白湯は良いものだけど
僕は心臓の話をしたい😂
お医者様も、検査結果を見て状況が把握できれば
白湯を飲めとは仰らないはず
なのでアップデートしてくれないとか
検査してくれない
説明してくれないというのは怖いので
皆んな迅速に逃げて
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