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黒髪ロング先輩の図書室と、20代のスキンヘッド時代の話

20代の頃、スポーツクラブに通った時期があります。パーソナルトレーナーさん頼りになる。一番良かったことは、正直、体育は好きではなくて、興味を持てなかったんです。だから、自分の肉体は体育に向いていないと誤解していました。

黙々と筋トレをしていた少年時代。中学生だから、毎日使うダンベルは4キロ。あまり重いのは良くないと教わったので、4キロをコツコツ。そしてスクワットを多めにやる。筋トレを継続しているから、クラスで身体測定を年に1回やると、私だけ握力60キロ出るわけです。野球部のエースが45kg。「お前なんで帰宅部なんだ、ウチこいよ」と呆れられました。

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ジムに時間を戻すと、一番鍛えた時で、マシンに座り両足で蹴り上げる形のスクワットがあるんですけども、それで180キロ上げたのが、私の持ち上げた限界です。スポーツクラブに通ってみて、たくさん歩いたり、黙々と筋トレするのは好きだし向いていることに気がつきました。母方の祖父の資質を受け継いだ気がします。

学校で行う「体育」には、いまいち慣れることができなかっただけで、スポーツ全部苦手では無かったと、問題を切り分けられたのは嬉しかったです。

会社にもよるけども、僕が所属していた企業のコールセンターは髪型自由で、長髪でもいいし、何色でもいい。不衛生なのはダメ。ファッションに関しては自由なので、それが魅力に感じて業界に来る仲間もいました。本業はコスプレーヤーとか、ミュージシャンとか様々。

そんな文化だから、私はスキンヘッドにしていた時期があります。特に意味はなくて、せっかく自由なんだから剃ってみようと。仕事中はニット帽被って、インカムつけてました。

スポーツクラブの同期に「お仕事お坊さま?」と質問され、「悩みは聴きますが、コールセンターです」と返しました。今なら、プロテスタントのクリスチャンと言えるのに。

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初恋も、初めての経験で慣れてないから微笑ましいエピソードが伴う方も多いでしょう。私は「今なら言えるのに、今ならわかるのに」と思えることだらけです。

誰かに対する気持ちを抱いても、うまく言葉にできなかった。幼稚園の先生が好きなことから初めて、小学校時代も心に残る子がいました。特にお付き合いするわけでもないから、何もエピソードはないけれど。

中1の時、図書委員をしていました。本に透明なカバーをかけるのが得意だから、黙々と働き、人がいないと貸出返却業務もしました。

その図書委員で、一つ上の先輩に黒髪ロングの和風美人で凛とした方がいて。

当時13歳の少年である私の目を通すと、清らかというか、女性を神聖視したいのではなく、他に言葉がなくて。美に触れると僕らは語彙が減りませんか。

とても静かな在り方に迫力があるのです。何か気圧される感じ。黒髪ロングの和風美人で、感情表現少なめ。ジャージ着ていても衣装に見える。中学1年から見ると、中学2年生の女子って、結構お姉さんでした。

あの美しさと神聖さによる凄みは何か考えていくと、中学1年生の私が多感な時期だから感じとれた憧れみたいなものは、巫女さんやシャーマンに繋がる気がします。

振り向いてほしいのではなく、綺麗だなぁと畏れを抱くのです。キリッと、凛としていて、姿勢のいい人でした。不機嫌で周りに気を遣わせるタイプではなく、ニュートラルなのです。すごく自然。ね、神社の巫女さんとか、シャーマンと共通しませんか?

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黒髪ロング先輩とコントラストをつけたくて、僕の若者時代のスキンヘッドの経験を述べたわけではないのです。ただ、考えてみれば対照的ですし、中学1年生の私が「先輩すげえな」と感じて、その綺麗な存在に打ちのめされるというか、あの経験は、シャーマンや卑弥呼などの神秘性やカリスマの一因ではないかなぁと思っています。

スキンヘッドは、夏は暑いし冬は寒いし、ぶつけると痛いけど、顔を洗うように頭皮も洗えるから、清潔という点では極めて良いと思います。自分で剃って怪我をするといけないので、最初は床屋さんにお願いすると安心です。慣れると、自分でやれます。

黒髪ロング先輩のことを書こうとして、なぜかスキンヘッドをお勧めしている。人生の複雑さですね。


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