「楽して何かを得る」という発想が、ビジネスや投資の世界ではほとんど通用しない話

「有料noteが売れない」「メンバーシップに人が集まらない」と、簡単に儲かるはずなのに焦ってしまうと、上記のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。

物を売るなら在庫リスクや運営コストを考える必要がある。

仲介ビジネスは信用を得ることが重要であり、それ自体が大きな強みになる。

学ぶ機会を得るには、お金や時間を投資しなければならない。

投資では、元手を早く準備し、長期間運用することが有利。

→何かを得るには、リスクと努力が必要

クレジットカード会社は、信用を提供することで手数料を得る。

大学は、学ぶ機会や人脈を提供することで価値を生む。

オンラインマーケットは、売り手と買い手をつなげる仲介をすることで利益を得る。

→ 「信用」や「機会の提供」に価値が生まれる

大学は、学べば成功を保証するわけではない。
それでも学ぶことが必要であり、独学の道もある。

→学ぶことはコストがかかるが、成長のために不可欠

投資は短期間での成功より、長期的な複利の力を利用することが重要。

副業やビジネスも、短期の売上ではなく、信用を積み重ねることが成功につながる。

学ぶことも、すぐに成果を求めるのではなく、時間をかけて知識やスキルを蓄えるべき。

→長期的な視点大切

⑤ここまでのまとめ

  1. 投資する

  2. 節約する

  3. 販売する

お金を得る方法は、3種類に整理できます。節約は減らさない工夫でもあります。


より具体的に

オンラインショップで古本を販売する場合を例に考えましょう。在庫を持って売れないリスクと、在庫を置く家賃と、迅速に出荷するなど働いてくれる人件費を担ってくれるユーザーに、自社の莫大な潜在顧客との遭遇する確率を分け与える仲介を行い、販売出来たら購入側のユーザーと販売側のユーザーから手数料を得ています。

個人の副業もあるけれど、自社サービスも実店舗やネットで行っている企業も参加しています。


クレジットカード会社の場合は、国際的な販売網を武器に、その国際ブランドを使用したい企業と契約します。XX会社の国際ブランドカードがたくさん生まれます。ユーザーはXX会社と契約することで国際ブランドを利用できます。デビットカードも含まれます。国際ブランドカード自体と契約できることもあるけど、一般的にはXX会社を通します。仲介手数料はここでも起きていて、ユーザー側は分割払いやリボにした場合、販売側は利用手数料を負担します。この手数料の負担が重いため、バーコード決済のみにしているお店もあります。

では、大学を考えましょう。就職のための予備校と批判されることもあるけれど、研究機関として教育機関として学生に機会を提供しています。同窓生の横のつながりの他に、専門書の著者である教授と交流することもできます。入学試験を乗り越えて学費を払うことで、学生は相談出来る相手と大人に成長する環境を獲得できます。


最後に投資を考えましょう。
基本的に人間も社会も足し算や引き算で、少しずつ成長します。対して投資は、指数関数的に増えます。元金が大きく金利は高く投資した期間が長い方が有利です。掛け算だから。

つまり、定年退職してから投資で増やすことは不可能ではないけど、時間が短めになります。対して、早くから投資を始めるには元金の確保が難しくなります。おそらく、社会人になって出来る限り貯金をしながらリスクの低い投資先を選んで増やして、投資するためのまとまったお金を育てることが現実的なはずです。

例外的に、数世代にわたって資金や会社を受け継げる人もいるかもしれないし、彼らとも競争する可能性があります。


そこから言えること

具体的な本を販売してみると分かるけれど、コレクター用の完璧な本を求める方もいます。人が読んだ跡がある古書だと明記してあっても、注意書きを読んでいないし分かりにくいと主張する方もいます。大多数は、数百円の古書にそこまで要求することはないけれど、色んな方がいます。どなたが来店されるかは、コントロールしにくいです。

全てのクレジットカード会社ではないけれど、リボ払いへ誘導したい会社はあります。クレジットカード会社の利益を高めることを考えたら理にかなっているけれど、ユーザーが返済できるのかとか、多くの手数料を負担する意味は気にしないように見えます。

大学の場合は、希望した能力や知識やスキルを獲得することも、夢見た就職先に合格することも約束しないはずです。博士課程を卒業して、民間の研究機関か大学で研究出来る人は少数であり、過酷な競争があります。(ブランドとみなされる大学かそうでないかで事情は異なるし、海外と日本でも異なるけれど、概ね同じでしょう)

投資の場合は、梃子のようにレバレッジを効かせて、少ない労力で大きな利益を得るチャンスも存在しますが、リスクの分散や自分がどこまでリスクに耐えられるかなど、学ぶことは自己責任です。そして銀行に預けて利子がつかず現金の価値が下がるというリスクもあり、板挟みを経験する人もいます。


まとめ

①実態のある何かを売るときは在庫リスク・家賃・人件費を、いかに削るかを考える必要がある。

②信用を得て仲介手数料を取るサービスは強い(事実上の民間による税率と似ているから、荘園の経営と似ている)

③大学の例を見ると明らかだけど、学ぶ機会の提供自体が高価であり、楽をして学ばずに何かを得られるとは大学は約束しない。(本などを使った独学という道はある)

④投資の場合は、元手の資金を出来る限り早く準備して、長く運用して複利の指数関数的な増え方を味方にする必要がある。


①②③④と、現代の仕事はどこかしら関係するはずです。どれも学んで考えて努力する必要があります。


個人的な意見

人間として他人が不安を抱えているのなら、共感して何かを分け与えて不安を緩和するか、何もできないのでそっとしておくかの二択を推奨します。

また、インターネット上には誇大広告や虚偽広告(フェイク広告)、詐欺サイト等に誘導する悪質な広告等が含まれている場合があり、これらは水面化で発生する迷惑行為「グレーゾーン犯罪」の温床になっています。「280blocker」は、悪質な広告の誤タップを防ぐ防犯ツールとしてもご活用いただけます。

https://tobila.com/news/release/p2173/

上記アプリが一位を取るということは、広告を出稿する側や広告配信プラットフォームが、不安や不快感を刺激して人間の反射的な反応を引き出したい極端な人々の暴走を止められない可能性があります。

明らかに問題があり有料アプリで自衛する段階なのに、この状況が続くでしょうか?

お金が欲しい、売りたい、認められたい、特別になりたい、動機は様々だけど、そもそもあなたは人類史で唯一の個性の持ち主です。遺伝的に同じな一卵性双生児が同じ環境で育っても、育ちかたは異なりますよね。厳密に同じ環境には出来ない。クローンが誕生しても、我々は同じ人間になる可能性は低いはずです。現在の科学では。

その尊厳を小銭と交換に売り払うことは、得るものが少ないでしょう。


長期的な視点で動ける人は少ないので、長く安定して信用を得られて、あなたも読者も成長できる道を探すと、それがあなたの鉱脈になるはずです。

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