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コロナ
僕の親戚には小学生の子がいる。
そんな子がコロナに感染した。
遊びまくっていたわけではないが感染してしまった。
ここでは、小学生の子をAとする。
コロナに感染したAは、Aの部屋に隔離された。
初日は高熱が出ていたそうだ。
そんな熱が落ち着いてきたころ、今度は嘔吐、下痢の症状が出てきた。
特に酷かったのは嘔吐だ。
嘔吐に苦しんでいた。
苦しんで苦しんで小学生のAが発した言葉は
「救急車、救急車呼んで…!」
だった。
小学生のAがどうにか楽になりたくて選んだ選択肢だった。
(結果、救急車は呼ばなくて済んだ。)
ワクチンは少量を1回程度しか受けられていなかったはずだ。詳しくは分からない。
小学生の子をここまで苦しめるコロナ。
どんなに恐ろしいものか。
小学生なりに考えた自分を助ける方法。
この話を聞いたとき僕は泣きそうになった。
抱きしめてあげたくなった。
しかし、隔離中であるため不可能。
このような状況にある人達は沢山いると思う。
コロナでなくて病気などでも。
そんな人達が再び触れ合える日が来るように僕は願うことしかできない。
僕の無力さを実感した話であった。