アジュガに誘引されるチュウレンジハバチの謎となぜかチュウレンジハバチに誘引される私。
先週末、汗ばむような陽気の中、山の入り口あたりで見かけたのがこちら。
お腹のオレンジがパッと目に入ってきました。
「おお〜、派手なオレンジ色。ハエ?ハチ?なんだろう?」
と、からむし堂ホットラインに写真を送ってみると・・・
なんと去年の秋に盛り上がっていたチュウレンジバチじゃない?というのです。
あの、ブリッジをするように丸まっていた幼虫の成虫がこれ!
なんという出会い!
おまけにこのチュウレンジハバチがやってきていた花もまたちょっとした面白いエピソードが出てきました。
この花はキランソウらしいのですが、アジュガ属の仲間で、チュウレンジハバチは「なぜか」アジュガに誘引されることが知られているのだそう。
花の蜜を吸うでもなく、産卵もない。
なぜ誘引されるのか、何に誘引されるのか?
アジュガで何をしているのか?
分かっていないことが多いのだそうです。
しかもこれまで園芸種のアジュガにこのチュウレンジハバチが誘引されているという報告はネットで見かけたけれど、園芸種じゃないのにも来てるとなると、より広くアジュガに共通する何かに誘引されているのかも?!なんて話まで。
期せずしてチュウレンジハバチに再会しただけでなく、なんだかおまけのように「謎つき」トピックまで広がってしまったようです。
ちなみに園芸でアジュガはセイヨウキランソウのことで、種類も多く、好まれているとのこと。
そして私が見たキランソウはほふく性でしたが、同じように里山に咲くジュウニヒトエという少し背が高くなるものも同じ仲間なのだそうです。
(そのジュウニヒトエの記事も同時期にたまたま見かけて、ますますこの課題に誘引されているような気がしている私でした)
おまけ。
ぼけぼけですが、ビロードツリアブも見かけました。
想像していたのよりもずっと小さくて、これもまたプチ発見でした。
山里の春はセンス・オブ・ワンダーの宝庫です。
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