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人のこころとからだ まとめ

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私たちの「こころ」や「からだ」について書いた文章をまとめています。こころとからだは、一つの現象の二つの現われであると思っています。人という営みは、個人のこころとからだを通して、多…
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2023年2月の記事一覧

こんな夢を見た

1.こんな夢を見た愉気の会の日の夜、こんな夢を見ました。(2017年秋のこと) それぞれ悩みを抱えたいろんなヘンテコな仲間たちが、2~30人くらいで真っ白い教会のようなところで、いろんなワークをしながら一緒に暮らしているのです。 ヘンテコな仲間たちというのは、人間だけじゃないからです。クマのぬいぐるみや、他にもなんやかんやといろいろいるのです。(詳しいことは目覚めたら覚束なくなってしまって忘れてしまいました…) そのなかで特に印象に残っているのは、そのクマのぬいぐるみで

春の変動

最近、体調を崩して丸一日寝込んでいた日がありました。(2017年春のこと) 前日の夜、めずらしく新聞のクロスワードなど解いていたら、なんだか胃のあたりにもたれる感じがしてやまない。 それでも一度解き始めたクロスワードを続けようと苦戦していたら、ちょこちょこ手と思考が止まって、だんだん調子が傾いてくるのです。 そこまで来ていい加減「あ、これは吐きたいんだ」と気づいて、トイレに入って戻していたら、一気にからだ中を倦怠感が襲い「ああ、これはアカン…」と横になったのです。 そ

打検士は知っている

1.打検士という職業「打検士(だけんし)」という職業があります。 缶詰を「打検棒」と呼ばれる金属製の棒で叩いて、その音を聞き分けて異常品を選別するという、「人間非破壊検査機」 とでも言えるような技術職です。 『アフォーダンス入門 知性はどこに生まれるか』の中に、打検士についてこんな記述があります。 打検士という職業を知ったのはずいぶん前に観たテレビで、そのときはラベルの貼っていない缶を10個くらい並べて「それぞれの中身を叩いて当てる」というゲームを打検士の人にやってもら

粘菌的な思考の素粒子

1.イグノーベル賞「イグノーベル賞」というものをご存知でしょうか? 「イグノーベル賞」というのは、かの有名なノーベル賞のいわゆるパロディであり、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績や風変わりな研究」に対して贈られる賞です。 本家のノーベル賞とは何の関係もないそうですが、いわば科学者たちが真面目にふざけたユーモアあふれる賞で、オーソリティ(権威)であるノーベル賞に対して、ちょっと斜に構えておどけながら真似してみせる「もどき芸」のような、そんな立ち位置の賞です。 ちな