【料理編】 重要・子供にセルフケアを教えよう!
こんにちは!
Karada Detox New YorkヘルスコーチのMariです。
コロナウィルスに関わるあれこれで気づき、学べることは沢山ありますが
今日は過去私が住み込みでベビーシッターをした経験(なんだったら子ども英会話講師と公文式の先生もしてた!)とヘルスコーチとしてのキャリアを活かし、絶対重要になる子供への教育「セルフケア」についてお話していこうと思います!
Here you go!
目次:
★私達は大切な健康を学校で教えられていない
★子供の頃から教えることの重要性
★ベビーシッター&ヘルスコーチの経験を活かす!
子供にセルフケアを楽しみながら教えるテクニック
★まとめ:大人の食育から始める
★私達は大切な健康を学校で教えられていない
最近のnoteでもずっと書いていますが、コロナの件を見ても、私達は健康や命が脅かされると、個人はもちろん経済や社会の構図が破綻するみたいなことが起こりますよね。失業者も増えるし、大切な人と会えなくなったり、漠然と将来に不安を持ったり、とてもじゃないけど幸せを感じられる状態ではなくなります。だから私達が「健康」を維持することって本当に大切なんですね。
だけど、振り返ると私達ってこれについて学校でちゃんと教えてもらっていないですよね?家庭科とか体育の時間でしっかり教えられているなら、生活習慣病になる人もこんなに増えるわけがないんです。アメリカの医学誌で発表されていましたが、コロナ感染者で重症化した人5700人のうち、57%が高血圧、42%が肥満、 34%が糖尿病という、まさに生活習慣で患うような疾患のオンパレードです。
健康は日々の積み重ねでしか手に入らない性質のものですし、心とも深く繋がっているものです。また食事だけでなく、運動、睡眠、ストレスの緩和などを軸に、その人に合ったアプローチを見極めて丁寧に学び、取り組んでいく必要があります。さらに健康状態は学業における成績や、仕事への生産性、人間関係、子供を産めるかどうかなど子孫繁栄にも大きく影響するので、マジでここを学ぶことって、社会に出てほぼ使わない化学式、因数分解、古文より圧倒的に大事で、保育園や幼稚園、学校に入ったら「まずは健康の学びだろうがよ!!」と、10年以上ヘルスコーチをしてきて、色々な体験をしてきた私は声を大にして言いたいのです(ゼーハー)。
ちなみに私が小学校4年生位の時初めて調理実習があり、その時に作った物を今でも覚えていますが、酢、油、塩コショウを混ぜたフレンチドレッシングと、レタス、トマト、キュウリのサラダでした。作ったことは嬉しかったですが、全く美味しくなくて、家族にも張り切って作ったけど全然喜んでいなかったのを覚えています。以後、あの時に作ったフレンチドレッシングは一切作ってないし、今振り返れば体に必要な野菜を「美味しく食べる」工夫をプラスすることってめちゃくちゃ大切だと改めて気付かされます(反面教師という意味では成功してる・笑)。
ヘルスコーチだから言えますけど、健康は、美味しいとか楽しいとか、エモい部分で上がるものじゃないと継続は非常に厳しいです。そして継続できなければ成果は手に入りません。(←ここをうまくできてるが人少ない)
★子供の頃から本物の食を教えることの重要性
私が子供の頃から本物の食について教えないといけないよ、、というのには2つの理由があります。
①味覚は3歳で決まる
②本物=プロから学べ!イタリアとフランスの取り組み
①味覚は3歳で決まる
子供の味覚は3歳で決まってしまうと言われています。なので生まれてから最初の3年が勝負なんですね。もし3歳までに栄養価も低く、免疫力も上がらない病気にかかりやすいような、添加物や遺伝子組み換え食材が沢山使われている食事、例えばスナック菓子とか清涼飲料水、ファーストフード、加工食品を多く与えていると、一生そういったものを好み、求める大人に成長してしまいます。こういう状態になるとかなり厄介です。満たされる食事が体に悪いものなので。。いわば麻薬みたいなもんですね。でも、こういう食事を子供に与えている大人も多いです。なぜならそうする大人も3歳までにこのような食事で育ってきた背景を持っている事が多いから。。。ちなみにマクドナルドの経営戦略として、子供をターゲットにしているという話は有名です。おもちゃを付けて子供にハンバーガーを食べる機会を増やし、マクドナルドが好きな子にする。そうすれば大人になってもマクドナルドを喜んで食べるようになるというものです。ホントだったら怖いなぁ!苦笑。
②本物=プロから学べ!イタリアとフランスの取り組み
1980年代半ばに、イタリアとフランスで食育と「味覚教育」がセットで始まったそうです。効率化と安さなどを重視した添加物山盛りのファーストフードに対して、マンマ(お母さん)の味と家族で食卓を囲むことを大切にしてきたイタリア、そして食べるために生きると言われるほど食に強いこだわりを持つフランスが自国の美しい食文化を守り、子供の味覚を健全に育てるために、高級レストランのシェフ達がボランティアで「味覚の授業」を始めたそうです。これはすごいことです!
私もミシュラン出身のマットシェフとKD Kitchenという食と健康のプロジェクトをやっていますが、彼と一緒に働くようになってからプロの視点を学び、食にとても感謝するようになったんですね。それは食べる物があってありがたいとかそういうことだけじゃないです。まずは食材のそれぞれに、私達が健全に生きる栄養が含まれていること。考えてみたらすごいことなんですよ。抗酸化作用や解毒作用、ビタミン、ミネラル、酵素、タンパク質、脂質などなど、体を作るために必要なものが天然で存在していることがすごい。さらに、トマト一つ見ても味、個性があり、ケチャップやパスタソース、スープなど、調理の仕方によって色々な美味しさを楽しめるなど、体には栄養を、感情には美味しい!という幸せを与えてくれるんですよね。優秀なプロのシェフ達は、そういった食材の個性を理解しており、それを組み合わせて美味しさ、そして見た目でもワクワクするというものを創り上げるんです。彼らはとんでもないアーティストだなって思います。当然ながら本物を扱う本物のシェフは偽物の旨味である化学調味料や、石油からできた色素なんて使いません。なぜならそれらは食べ物じゃないですからね。本物は本物しか扱わない。
本質として子供に本物を教えることはとても大切なことなのです。
子供に嘘を教えたい人はいるでしょうか?
★ベビーシッター&ヘルスコーチの経験を活かす!
子供にセルフケアを楽しみながら教えるテクニック
私、20代の頃に、アメリカのファミリーの住み込みベビーシッターをしていたことがあるんです。1、3,8歳の3人の子供を見ていたんですけど、子供と一緒によくランチを作っていました。当時は楽しめるアクティビティとして料理を一緒にやっていたんですけど、先日、お友達のお子さん(6歳)を数時間ベビーシッターすることになったので、ベビーシッターで培った経験と、ヘルスコーチとしてのスキルを融合させ、食育をやってみることにしました。目指した点は以下です。
・食事で健康になることの大切さを意識させる
・健康的なものを美味しく作る工夫を考えさせる
・楽しく創造する力を育むこと
実践した手順は以下です。
▶ミッションを楽しませて自主性とリーダーシップを育む
▶レシピ作りで創造性とプランニングの力を育む
▶調理・クッキングスキルの向上
▶実食・レビュー(次回への学びなど)
▶最後に学びを振り返り、もう一度褒める
【ミッションを楽しませて自主性とリーダーシップを育む】
① まず彼に「今日はアナタが自分自身のシェフだよ!」と彼に責任感のあるリーダー的ポジションのタイトル(称号)を与えます。これで彼に考えさせたり、想像していくことを積極的にやってもらいます。(子供って船長とかお姫様とか、タイトルを貰えるとなんかワクワクしません?)
② 次に、ミッション(クッキング条件)を伝えます。ミッションはチャレンジですが、このチャレンジがクリアしないと勝てないよ!的なゲーム感覚を味わってもらいます。ちなみにこの日のミッションは「ヘルシーで美味しいもの」。この条件が揃っているものを彼に考えて作ってもらいます。この条件で、自分で健康と美味しさのセットを考える力を身につけてもらいます。
まずは冷蔵庫の中にある「ヘルシーで美味しそうな材料」を彼に選んでもらいました。彼は卵、きゅうり、ケール、スプラウツ、チリソースを選びました。この時私は正直「これ、どんな仕上がりになるねん?笑」と軽く不安になってたんですが、口出しはしません。彼の創造性、クリエイティビティを大切にして、決断をサポートします。また彼に「あなたが食べるランチなんだから、美味しくなる物を選ぶのよ?」と、美味しさの重要性を念押しします。食べるのは私ではない、彼です。そして食材を無駄にしてはいけませんので、食べられるものを作ってもらわなければ(笑)!
【レシピ作りで創造性とプランニングの力を育む】
食材を選んだら、いきなり料理を始めてはいけません。選んだ材料をどのように調理するか、一緒にテーブルに座ってプランニングをします。ここで味を創造する創造性を養います。そしてノートに選んだ材料をどのように切るのか、混ぜるのか、炒めるのか?味付けは?など一緒に確認して、ヘルシーな食材を美味しくするメモを取り、ヘルシー&美味しいレシピを完成させます。(↑の写真は実際に一緒にプランニングした時の絵です。笑)
【調理・クッキングスキルの向上】
クッキングスキルがあることって、サバイバル力=生き延びる力があるということなので、めちゃくちゃ大事です!なので、このスキルを身に付けてもらうために野菜を切る、混ぜる、炒めるなどは大人の私が見守りながら全て彼にやってもらいます。料理の経験がある私は、彼が決断しやすいよう隠れリーダーに徹します(笑)。隠れリーダーがやることは、例えば、ここで塩を入れておかないと味がしないだろう、、と思ったら「シェフ、味を整える塩はどうします?」という質問で、塩を入れるタイミングや、塩は味を整える働きがあるなどを「質問」で教えます。他にも、6歳の彼が一生懸命にやってはいるけど、多分これ美味しく仕上がらないなぁ、、と思ったら「シェフが好きなとろけるチーズをプラスしてはいかがでしょう?」と美味しくなる提案をします。あまりこちらから「こうした方がいい」という指示はしません。あくまでも提案型で、彼に考えてもらって決定を任せます。こうすることで完成した時のシェフの達成感や満足度もかなりアップしますので。(火加減などはこちらが明確に教えます)
途中ちょっとぐらいこぼれたりしても焦ったりしなくて大丈夫です。「シェフ、こぼれてますよ!」と一緒に笑いましょう。そしてうまく切れたり炒めたりできていたら褒めちぎりましょう。「シェフ最高ーーー!カッコいいーー!!」と黄色い声援で彼を持ち上げ、料理好きに育てます。褒めて伸ばす作戦です(笑)
【実食】
子供は自分で作ったものなら、野菜がいっぱい入っていようが見たことのない一品であろうが喜んで食べます。野菜は体にいいというのが大人が子供に食べてもらいたい意味なんですけど、子供は「自分で作ったもの」という意味で野菜を食べます。意味づけが違うだけで野菜を食べる意欲と量が全然変わります。というわけで、彼はきゅうり1本、ケール片手分、卵2個、チリソースのオムレツと全粒粉トーストを95%完食しました。素晴らしい!
【最後に学びを振り返り、もう一度褒める】
最後に隠れリーダーの私が彼に質問します。「シェフ、今日の美味しくてヘルシー(強調)クッキングミッション、大成功(強調)でしたね!シェフはいかがでしたか?」彼は達成感溢れる顔で嬉しそうに「美味しかった!」と答えます。「私もシェフの仕事には感動しました!もう一度シェフが作ったヘルシーで最高に美味しいもの、教えてもらえますか?」と持ち上げるように聞いて、彼に食材、作った工程を振り返らせます。これで彼の美味しくヘルシーに食べる経験は1アップしました♡ 最後に「シェフ、最高でした!また勉強させてください!」と伝え、一緒に「ごちそうさま」と片付けをして、私の食育ミッションは終了です!
★まとめ:大人の食育から始める
ヘルスコーチ(私)とミシュラン出身のシェフ(マット)が作っている「KD Kitchen」は今年で5年目になるのですが、今年の夏から仙台にある幼稚園の給食を監修させてもらうことになっており、今準備を進めています。幼稚園の子供にClean Eating(無添加)をベースにした本物の食材を使ったランチを提供することは本当に素晴らしいことですが、同時に保護者(大人)への食育を行うことも推奨しています。私も大人ですが、先にも述べたように、学校で食や健康、それを楽しむ教育を受けた記憶がありません。子供の頃からジャンクフードや加工食品、ファーストフードは当たり前のように売られていましたし、病気になれば薬や病院で対処をしてもらうのが当たり前の感覚でした。その感覚が変わったきっかけは「健康についてちゃんと教えてくれた人がいたこと、それがとてもワクワクできるものだった」でした。
アメリカでも話されていたことですが、これまでは、学校が健康という大切なことを教えない理由があったように思います。病気ってお金になるので。。でも、コロナを見れば分かりますが、医療が破綻すれば、病気でお金儲けをするどころではなくなります。医療保険も破綻してしまいます。ま、この辺の話は結構深いので今回はあまり話さないですが、それにしても、今こそ大人たちが自主的に「ワクワクできるセルフケアやその意味」について興味を持ち、スマートな結果に繋がる行動を起こす必要があると感じています。そうすることで、将来を担う子どもたちに継承していけますので、まずは大人の食育が必要だと考えています。
先日のnoteでも紹介しましたが、このような思想を持ったNY発のKD Kitchenが、4/27、オンラインでセルフケアなどを学び、ワクワクできる食レッスンを無料で提供してみます。ライブオンラインクッキングレッスンをみんなで同時にやるのは初めてなんですが、楽しくなるだろうな、、としか思えないです。笑。ぜひ皆さんも参加してみてください♫ 講師はヘルスコーチの私です!
またこういうことを教育者として教えたいという人も募集しています。今は教育者が沢山必要なので。学校に期待はしない方が賢明でしょう。だからみんなでとっとと始めちゃいましょう。というわけで、5月と6月の講座はこちらです♫ 詳細は次回のnoteでもお知らせ予定です。
わ、6000文字超えた!本でも書けるんじゃないのか?笑
読んでくださり、おおきにサンキューです★
Stay Healthy, Sexy, Happy.
Your KD Health Coach: Mari :)
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