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専門家向けインスタ投稿解説のコーナーです。
LEGITからだアカデミーのインスタ(@karada_legit)も是非、ご覧下さいませ!今回は運動連鎖についてやっていきましょう!

運動連鎖 基本2パターン

運動連鎖とは・・・
ある関節の運動が隣接する他の関節に影響を及ぼすこと、また、連鎖していくことです。関節はドミノほど単純ではありませんが、ドミノ1つ1つが足・膝・背骨などの関節だと仮定すると、1つのドミノ駒が倒れ、そのドミノ駒が次のドミノ駒を倒していくといったように次々と連鎖していくイメージです。

具体的な例を示しながら話を進めていきます。まずは上図をご覧下さい。典型的な2つのパターンを紹介してありますが、全てを覚える必要はありません。理解しやすい部分だけを切り取っていくつか頭に入れておけば十分です。

例えば、猫背の方は背中が丸くなっています。すると、骨盤は後傾していそうだなぁ、肩甲骨は外に開いてそうだなぁ・・・
こんな感じでOKです!自分がイメージできる所だけを確実に覚えていれば、応用が効きやすくなります。

反り腰の方は腰が反っていますので、内股(X脚)になっているのではないだろうか、扁平足や回内足の方も多そうだなぁ・・・
このようにざっくりした所から入っていきましょう。

お客様の評価をする時にも、特徴的な部位を1つピックアップし、そこから派生させていくのが良いと思います。姿勢は十人十色ですので、決めつけずに目の前のお客様から確実な情報を丁寧に拾い上げていきましょう。

運動連鎖のポイント

ポイント1つ目は、上行性と下行性があるということです。ただし、最初に紹介した基本2パターンに沿った連鎖が起こりますので、あまりややこしく考えなくても大丈夫です!(実は、この後、少しややこしい話をするので、そこはお許しを・・・。笑)

骨盤後傾を起点にすれば、
上行性であれば、脊柱屈曲(後弯)・肩甲骨外転・肩関節内旋
下行性であれば、股関節外転外旋(ガニ股)・足部回外

骨盤前傾を起点にすれば、
上行性であれば、脊柱伸展・肩甲骨内転・肩関節外旋
下行性であれば、股関節内転内旋(内股)・足部回内

最初に紹介した基本2パターンの図を見て頂ければ、記載の通りに連鎖していくことが理解してもらえると思います。

ここからが、少しややこしいので、これまでの内容で話がチンプンカンプンだという方は流し読みして下さい。笑

運動連鎖はいつも基本通りに起こるわけではありません。時には基本2パターンが入り混じったような連鎖が起こることがあります。その要因の1つは床反力にあると考えています。

地面に足が接していない解放性運動連鎖(オープンキネティックチェーン)であれば、基本通りに連鎖すると思いますが、地面に足が接している閉鎖性運動連鎖(クローズドキネティックチェーン)の場合、床からの反力がありますので、足部からどのように反力を受け取るかによって、その影響力は変わってきます。

また、そこにはアライメント(骨配列)や関節弛緩性、筋の柔軟性などあらゆるファクターが関わってきます。これこそ、一筋縄ではいかないのです。

だからこそ、決めつけずに目の前のお客様(患者様)から丁寧に情報を拾い上げていくことが大切ですし、個々の関節の状態を確認していく作業の積み重ねが決め手となります。

各関節ごとの外せない評価、使い勝手が良い身につけるべき評価についてもNOTEにて紹介する予定をしておりますので、記事を楽しみにお待ちいただければと思います。

LEGITからだアカデミー(インスタ @karada _legit)
講師 中村成希

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しげさん/講師【鍼灸×運動療法×インソール】コンディショニングトレーナー
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