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健康について

世界屈指の大富豪であるウォーレン・バフェットの毎日の朝食は、マクドナルドである。また彼は、毎日、約5缶のコカ・コーラを愛飲しているとのことである。

また、日清食品の創業者である安藤百福は、毎日、チキンラーメンを食べていたと聞いたことがある。

マクドナルドは、ジャンクフードと言われ、コカ・コーラは、砂糖が大量に入った炭酸水である。チキンラーメンは、所詮はインスタント食品である。いずれも、身体に良さそうなイメージはない。

しかしながら、ウォーレン・バフェットは現在、御年94歳。安藤百福は、96歳の長寿を全うした。彼らはもともと頑強な体質であり、何を食べようと関係ないのかもしれないが、自分の健康を気にするあまり、身体に良さそうなものばかり食べて、身体に悪そうなものは受け付けず、いろいろなサプリを服用しているような人たちは、彼らをどう見ているのであろうか。

僕の叔父(叔母の連れ合い)は、いわゆる健康オタクであった。紅茶キノコとか、酢大豆、その他諸々、身体に良いと言われるものは、たいてい試していた。でも、熱しやすく冷めやすい性格なのか、いつの間にか次のブームに関心を奪われていたように思う。

そうやって親戚中の誰よりも健康に気を遣ったにもかかわらず、彼はうちの親戚の中では、比較的早くに亡くなってしまった。彼に比べたら、まるで健康に無頓着だったうちの父母の方がよほど長寿を全うした。皮肉な話である。

自分の身の廻りの限定された事例だけに基づいて、一般論を述べるつもりはないし、「健康に気を遣うなんてナンセンスだ」と主張するつもりもない。でも、長生きしたいからと、食べたいものや飲みたいものをガマンするのはナンセンスだとは思っている。

ということで、昨日も娘と一緒にマクドナルドのデリバリーを頼んでしまったし、コーラも飲んだ。コーラは、一時期、コカ・コーラ・ゼロを選択していたが、普通のコーラの方が美味しいような気がするので、今は普通のコーラを選択する。それに、カロリーゼロというのは、単に砂糖を入れていないというだけで、正体不明の甘味料を使っているらしい。そちらの方が実態が良くわからない分、気持ち悪いではないか。だったら、ただの砂糖水の方がいさぎよい。

インスタントラーメン、カップ麺も好きである。毎日、食べようとは思わないが、たまに無性に食べたくなる。食べたいと思えば、無理にガマンはしない。普通のラーメンも好きである。もちろん、スープは飲み干す派である。

酒も飲む。へべれけに酔っぱらうことはないが、節制することもない。飲みたければ飲むし、飲みたくなければ飲まない。それだけである。月に何回かは、友人・知人との飲み会の予定を入れるし、家でも飲む。サラリーマンを辞めて、ランチ時にビールが飲めるのがとても嬉しい。

いわゆる定期健診というものは、もう数年来、真面目に受診したことがない。血圧は昔よりも高めであるはずだが、気にしない。降圧剤なんか、金輪際、服用しようとは思わない。血管は経年劣化して硬くなるとともに、心臓が一生懸命にがんばって血液を身体中に行き渡らせようとしているのだから、血圧が多少高くなるのは仕方ないことである。それを無理にクスリで血圧を下げたりしたら、却って想定外の良くないことが起こりそうである。西洋医学的な対症療法はあまり好まない。

と言いつつ、いろいろな医者にはかかっている。腎臓に結石があるし、胆嚢にはポリープがあるからである。半年1回くらいは、内臓のエコー検査を受けることになる。2年に1回くらいは、胃腸の内視鏡検査も受けている。あと、歯がなくなると困るから、毎月1回は歯医者で歯のチェックとメンテナンスは欠かさない。目が悪いとQOLが著しく低下するから、眼科には半年1回は必ず行って検査をしている。

つまり、長生きはしたいとは思わないが、健康寿命は維持したいと思っている。健康じゃないのであれば、生きていても仕方ないので、健康寿命が維持できないとなれば、さっさと死んでしまいたいと思っている。

ランニングをするのも同じ理由である。毎月最低でも150キロくらいは走っている。現在の体力を維持しようと思えば、それくらいは走る必要があると思うから走っている。逆に言えば、毎月150キロ走るのが難しくなったら、今の健康水準を維持できていないと判断するしかなく、そうなったらそろそろ「お迎え」を覚悟した方が良いのかもしれない。

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