おしごとファイル⑥宝くじの呼び込み
あくまで「呼び込み」であって「販売員」ではないアルバイト。
1日覚えたセリフのレパートリーを繰り返し叫び続ける。
都内某所での面接では指示されたフレーズを言ってみて。
伝えてある勤務可能日から勤務地をあてはめる感じで
毎回ほぼ違う売り場(勤務地)だった。
宝くじの販売時間とほぼ同様の勤務時間。
ノド使うから1時間に10分休憩とお昼1時間休憩。
売り場の隣にパイプ椅子出してくれる。
オフィス街とか商店街とか勤務地バラバラなのも面白かった。
朝駅から勤務地まで歩きながらお店見繕ってお昼に行ったり。
仕事は基本叫ぶ、呼び込みなんだけど、
お決まりのフレーズ以外にもそのお店のウリがある。
このお店では過去にどんなアタリがあったのかって。
で他にものぼり掲げてみたり、
時には拡声器持たせてくれて助かった。
買いに来る人に「当たる?」って聞かれるけど
「当たりますよーきっと。当たったら教えてくださいね」
とか完全無責任な会話は案外アドリブ利くんだ自分、と。
年末の外仕事ではあったけれど着込んでたし、
ボアコート貸してくれたりでそこまで寒い事もなかった。
このバイトは最終日に現金支給。
今まで色々やったけど最終日現金支給はコレが唯一。
しかも、最終日の勤務地は六本木。
そのお給料持って当時出来立てだった六本木ヒルズ行った。
でカップルに紛れながら一人で夜景眺めてた。
キレイだったなーあの日のあの夜景。
時給はアルバイトしたなかでもとってもよかった。
この時のお給料は卒業旅行の一部になった。
その後、実はもう1回やろうとしたんだけどヤボ用で断念。
今はそういった事とは無縁っぽい場所に住んでるけれど。
ここでも求人あればやってみたいし
宝くじを求める人たちを見ると懐かしい。
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