#6 最近シイラがよく獲れているらしい
近所のスーパーの鮮魚コーナーに行くと、周りの魚より低価格帯で売られているシイラ。うちは淡白で柔らかい食感のシイラをソテーにしてよく食べています。いつもお世話になっているシイラさんですが、近年漁獲量が爆増しているそうなので少し調査してみることにしました。
シイラの体はこんな感じ。
色が金色なのが特徴的でスペイン語では「黄金」を意味する"ドラド"と呼ばれているそうです。体長は最大で2mに達することもあるようで、イワシなど小魚を食べる大型の肉食魚に分類されています。一般的な魚よりイカついですね笑。
熱帯や温帯海域に生息していて、水深20m程度の浅いところを群れで泳いでいるとのこと。音を恐れずにむしろ音に寄ってくる性質もあるそうです。
ただその活発な性格もあってか、定置網に入ってしまうと他の魚を傷つけてしまうため、漁師には嫌われていた存在のようです。しかし、ハワイなどでは高級魚として取り扱われており、円安の影響もあって最近は漁師の稼ぎ口になっているとのことです。
例年よりもたくさん獲れているということですが富山湾での漁獲量を調べてみると
鯖は平年の4倍獲れているのも驚きですが、シイラもおよそ1.5倍の漁獲量があったみたいですね。8月中旬に入って一気に増加してきたのでこれからがシーズンですね。シイラは10月が一番漁獲量が多いみたいです。
平年はどんな感じなんだろうと思い、去年までの直近5年の漁獲量TOP5をグラフにしてみました。
マイワシ、サバ、シイラ、ツバイソ・フクラギの上位4位までが例年より漁獲量が多いのがわかります。直近の富山湾は豊漁みたいです。これは単純に魚がたくさんいるからなのか、円安で輸出に回っているのか気になりますね。
シイラ単体がどれだけ輸出されたかは追えませんでしたが、2023年の水産物輸出量は大幅に減っていました。これは原発事故の処理水を8月27日放出し始めてから中国が全都道府県の水産物の輸入停止をおこなった影響のようです。ただ、円安の影響もあってか輸出額は増加してました。為替の影響は驚きですね。
ということで、シイラに始まり日本の水産業について少し調べてみました。
参考
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