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素人ママが商品開発に挑戦したらドリームチームができてしまった話

うちのチームはめっちゃ仲が良くて、楽しかったですよね!・・・あれ、私だけ?あ、よかった私だけじゃなかった(笑)


これは私がファシリテーターをしたチームメンバーの、プログラム終了後の感想です。

正直リーダーシップに自信がない私が、ドリームチームに恵まれてしまった!
そう思った、育休中の商品開発プロジェクトの経験をお話しします。仕事じゃないから試せたことがたくさんありました。


そもそもなぜ商品開発プロジェクトに参加したのか?

「+αの学びをしたいのに、時間がない!体力が足りない!」育休前の私が常々思っていたことです。家には寝に帰るだけの日々。仕事は好きだから頑張りたい。人事の採用業務に活用できるマーケティングやブランディングを学びたい。でも勉強する時間がない。そんな悩みがありました。

そして迎えた産休・育休。仕事のブランクを恐れて正直憂鬱でした。でもある日、おや?仕事から離れて自分の学びの時間を取れるチャンスでは?と気づいたのです。

そこから育休コミュニティやオンライン講座を調べている中で、乳幼児玩具メーカーのピープルさん主催「ikukyu innovation's」という商品開発プロジェクトに出会いました。

これぞチャンス!と思い、説明会に参加しあれよあれよと半年間のプログラムが始まりました。


いざワーク開始!直面するのは一人で取組む限界。

ikukyu innovation'sで取組むのは商品の初期構想です。顧客インサイトを発見して、商品アイデアを生み、試作実験をしてざっくりとした商品仕様を策定します。

参加するのは40名の育休中の親たち。オンラインミーティングの画面には乳児連れのママたちが映ります。

このプログラムの特徴は「ペルソナ=自分たち」であるということ
仕事ではあまりなかったシチュエーションです。

普段思いつく表層的なニーズでなく、5年後の未来やモヤモヤの奥の思いに思考を巡らせ、潜在ニーズを探ります。

ピープルさんからデザイン思考をはじめとする発想法のワークを受けながら、様々な角度で検討しました。

そこで気づくのは・・・やっぱり私はクリエイティブ系向いてないな!という事実(笑)
やっと出てきた発想はどれもドラえもんの道具のようなものばかり。「泣き声でスマホ充電できたら、電車で子どもが泣いても気兼ねしないな。」とか。どうやって試作すんねん。

全然商品にたどり着く気がしません。

最初の1か月、肩慣らしの一人で取組むワークが終わり、ようやくチーム活動が始まりました。


ついにチーム活動開始!

チーム活動は、4-6人の単位で8チームに別れて行われます。
私はチームの中でもラーニングファシリテーターという進行役を務めました。
リーダーよりは気軽に、ファシリテーターとして参加する位置づけです。

元々の消極的な性格から、リーダーシップにはあまり自信がない私。
ちゃんとアイデア出るかな…まとまるかな…と心配して迎えた顔合わせ。

6人のメンバーは職業も居住地もばらばら、全くの初対面です。
そして幸運なことに、得意分野もバラバラでした!
資料作成どんと来いの人、絵を書くのが得意な人、プレゼンに慣れている人など。

面白かったのは、みんな自分の得意分野はあんまりないと言い切っていたこと。
ワークをしながら、キラリと光る人ばかりだったことがわかるのですが。

さあ、良い商品考えるぞ!


溢れ出るアイデア、チームって最高かよ!

正直最初はチームミーティングが沈黙に包まれることも。焦る私。
ところが、5分書いてみてから話したり、宿題をしてから集まったりすると、出るわ出るわ。

え、どこのアイデア集団?と思うくらい出てきます。

そうすると雑談の中にインサイトを発見したり、商品のハッシュタグに絶妙なものが現れたり。
私も一応アイデアを出しますが太刀打ちできません。

自分で議論の方向性を見つけなきゃ!と焦ったこともありましたが、抱え込まない方がいいんだと体感しました。


安心安全なチームの秘訣

チームメンバーが積極的だったのは、メンバーが素晴らしかったのと同時に、ピープルさんの行動指針も大きかったです。

「ワクワク最優先」や「疲れたら休もう」など。

仕事でメンバーがワクワクしているか気にしたことはありますか?
私はありません(笑)
楽しめているかな、しんどくないかなくらいが関の山でした。

私達のチームも「興味優先」「家庭優先」など無理しないためのルールを決めました。

だから、チームミーティングの調整に私情入りまくりです。
夫や子どもの誕生日だから、この日はNG!とかバンバン言ってました。
新しい会話も生まれて一石二鳥です。

次第にプロジェクトに関係ないニュースの話題をチャットで投げ合うような関係性に。

チームメンバーを超えた存在になってきた感覚がありました。

仕事という利害関係がないからこそ、主張できるし、無理せずワクワクを大切にできたのだと思います。

でも本当は仕事もそうありたいですよね。
人事として新しい課題をもらえました。


チームだから出せた答え

商品についてはお話できないのですが、私達のチームが到達した考えがありました。

それは、おもちゃってめっちゃ愛情籠もってる!ということ。子どものことを考え抜いて作られてるんだな、親とは違う形の愛だなと痛感しました。

だったら、もっとおもちゃや家電など、親を楽にするものを頼ってもいいはず。
「親×モノ×周囲の人、いろんな人やモノを頼ってチーム育児ができたらもっと親子が笑顔で過ごせるよね!」とチームで行き着いたときの鳥肌が立つ感覚は何とも言い表せません。

一人でまとめていたら、最後のまとめですら「いい経験ができました!」くらいだったと思うので、チームってええなぁとじんわり。
6ヶ月全力で仲間と走り抜けたからこそ得られた結果でした。


まとめ

不安を乗り越えてラーニングファシリテーターをしてよかった!と心から思います。
チームメンバーやサポートしてくれたピープルさんのおかげです。

後はしっかり仕事に生かせるように、時々この経験を思い起こします。

育休中にちょっと違う経験をしたい方は参加してみては?

※2期募集は終わってしまったので次回にご期待!

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