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「自分を知る」~未知との遭遇~

皆さん、こんにちは。楽しく、お過ごしでしょうか?私はというと、なんとか簿記3級の試験をチャレンジし、沢山の収穫がありました。

「経験に無駄はない!」とはこのことだなと思います。簿記は実際、難しかったものと、スイスイ解けるものとありましたが、色んな自分を知れたのです。

まず、「合わない」「全く、頭が動かなくなる」「いままで、こういう数字を扱う経験はした事がない。」と分かったのです。

また、自分の得意ではない分野でしたから、非常に時間がかかるし、この仕事をこなしている人の凄さを感じます。

私は感覚の方が得意で、考える力はとても弱い。直感型。また、この2か月を簿記で埋めてしまったから分かりますが、

試験を受けるという圧迫感、窮屈感は、「普通の生活が、いかに豊かで、かえがたい喜びの中にいたことを知る為のものだった。」という事も分かりました。

圧迫感、窮屈感のあとの解放感がハンパないからこそ、「普通の生活」が、いかに幸せなのかを感じられるんだなぁ。と改めて知れました。

簿記を勉強していくと、だんだん頭が回らなくなり、計算もできなくなる自分が面白いのです。「苦手なものは、こんな風に頭が回らなくなるものなのか。」です。

また、試験前日は興奮して眠れません。それは、試験が終わったら「あれを食べて、これをしに行って、あそこに遊びに行こう!」と、そのことに興奮するのです。

この試験を受けるチャレンジがなかったら、食べることも、遊びに行くことも、普通にしてきた事なので、これほどに待ち遠しく価値ある「普通のこと」だと気づけませんでした。

試験会場に着くと、なぜか一番のり。すでに興奮しています。

会場に入ると学生がチラホラ見え、試験前ギリギリまで参考書を見ています。「私が一番、年上ではないか?」と思いながら、ワクワクする自分もいます。

まるで、満点を取れるかのような落ち着きを見せる、過去8点の自分。自分が出来る精一杯をやると後悔がないので、試験を受ける前から、すがすがしい気分でいます。頭の中は、試験後の事ばかりです。

『朝9時から開始』と書いていましたが、9時になってから、試験官の方が、説明をし始め、問題用紙を配ると9時を過ぎていました。

「え?試験って、9時からじゃないの?そうか。9時30分から始まるってことか!」

なんて思っていると、試験官の方が

「はい。試験開始は、試験官の時計を見て始めます。今、私の時計で、9時8分なので、1分後の9時9分から始めます。」

に、ズッコケました。

「なんだって!そんな中途半端な。せめて9時10分からにしようよ。時間配分が難しいじゃないか!」

簿記は、スピードも要求されるので、時間配分をシュミレーションしていました。

「第1問目は20分~25分以内に終わらせる。第2問は難しかったら、スルーだ。点が見込める第3問に30分は見とかないと間に合わないぞ。9時からだから9時30分から第3問に取りかかれたら、なんとかいけるぞ!」

だったのに、9時9分始まりだと、もう何分前から取り組めばいいかなんて、考える余裕もないので、ひたすら解いていきます。途中で問題が、ちょっと分からなくなると、さらにパニックになっていきます。

「あせるな、あせるな!落ち着け、落ち着け!」

自分に言い聞かせながら、解いていきますが「何だこりゃ!」みたいな問題にもぶつかります。

後ろの席から「はぁ~(*´Д`)」「ふぅ~( ´Д`) 」というため息も聞こえてきます。皆さん、色んな経緯の中で、チャレンジしているのが分かります。

たった1時間なのに、色んな心の動きがあるのが分かるので、面白いのです。もし、心の声が聞こえるなら、沢山の声が響いている1時間だろうと思うのです。

「やめっ!」

の号令のあと、もの凄い体のほぐれ感を感じます。

「やったー!終わったー!さぁ。遊びに行こう。何から始めようかなぁ(^^♪」

「この解放感を得る為に、試験ってあるのかもしれないな。苦しいからこそ、喜びが来るんだな。」

と清々しい気分と、試験という緊張と緩和を久しぶりに経験出来ました。

今までの自分だと「受かるのが良い事。落ちたらダメ。」でしかなかったので、苦痛しかありませんでした。ですが自分を知る為にチャレンジすると、収穫が多いし楽しめるのです。出来ない自分を知れるし、

少しでも出来るようになったり、分かる様になってくる自分との出逢いも楽しくなります。また、これをクリアしている方々の凄さを同時に感じることが出来ます。

自分を知る為に、自分を決めつけないでチャレンジしてみると、自分というものは未知との遭遇でしかないなと思います。

知っているつもりだった自分のことは、自分が一番、知らないこと。でも、一番、知りたいのは自分の事。

いったい自分は、どんな自分なのか。どんなことを感じ、何を好み、何が苦手なのか。とにかく分かりません。未知でしかないのです。

簿記を学んだおかげで、社会の流れや、お金の流れを知れ、簿記は苦手だけど、面白く感じる自分もいた事。また人は皆、その得意な分野があることを知れました。

自分がしてきた仕事も、自分のできることであり、皆さんが、それぞれの経験をしてるだけなんだなと改めて知れました。

簡単に出来ないから面白いし、その経験に価値があるんだなと思う自分がいました。「皆、違って、皆、イイ!」とは、ホントにそうだなと。

さて。ますます、自分を知るのが楽しくなってきています。次は未来に向かって、また進みます。

皆さんは、自分は、どんなことが好きなのか、何が出来て何が出来ないのかを知っていますか?

私は、まだまだ自分を知りません。とても面白い存在が自分です。そして自分に一番、興味が湧きます。

自由に経験できる今だからこそ、日本だからこそ、本当に恵まれた環境にいることが分かります。

私は、これから何をしたくなるのだろう?
どんな自分になっていくのだろう?
どんな未来が待っているのだろう?

う~ん。やっぱり、分からない。だから、面白いんだなぁ。

皆さんの今日は、どんな自分を知れた今日になりましたか?

私は、明日も自分の仕事に関係があるセミナーに参加して参ります。
明日はまた、自分を見せて下さる方々が、勢揃いしているはずですから、ワクワクします。

どんな自分と出逢うのかなぁ。

皆さんも、自分との出逢いを楽しんでください。それでは、今回は、この辺で。

また、お会いしましょう!


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