見出し画像

自閉症スペクトラム(ASD)、境界知能、AS強めな、適応障害の女の子。

画像は、2024年12月25日現在、学校をお休みしている長女(小4、10歳)の家庭学習中の算数の勉強でのひとコマです。

で、少し紹介をした長女。
2歳半でASDと診断がおり、症状が強く2歳9カ月からエビリファイ(非定型抗精神病薬)等~お薬の力を借りながら、カウンセリングや療育を続けています。
長女の場合、アスペルガーの特性や衝動性が強く、沢山の困りがあります。
言葉での意思疎通や運動能力は年齢相応にあるので、そういう面から一見、「大丈夫」と言われたり、思われる事が多いのですが。
私や家族としては、実際の生活を送っていると、大丈夫と言われるのも、思われるのも苦しくなってしまうのです。
勿論、本人も。
いわゆる、境界知能ゆえの困りといいましょうか。
特性上、数値的に低い所が目立ってきてしまうお年頃という事でしょうか。
これまでの生活では、もう難しい。
見直すべき時期に直面している気がします。


「人口」を「ひとくち」と読めた!

こんな長女の特徴、苦手なこととして。
学習面で、たいてい毎度起こる事の一例です。

文章を読んでもらうと、間違っているのですが…
「スムーズに読めた♪」
と、どこか機嫌よく見えました。

日々の積み重ねの甲斐あって。
文字を全く読めないわけでは無いけれど、苦手です。
苦手意識が、しっかりあるので。
読むかどうかは~?・・・気分のムラに大きく左右されるお年頃(涙)
漢字なら、読みも書きも、覚えられても直ぐに忘れてしまう。
足し引き、掛け割りの計算がひっくり返ってしまったり。
違う計算式になると解けていた問題が解けなくなったり。
文章の言葉の区切りが、よく分からない。
文章理解にも、工夫や支援が必要です。

今回は、すらすらと人口を「ひとくち」と読めたものの、
「なにこれ?わからん~!!!」とプチパニックに発展。

概数の説明も、もう何度もして解いています。
まだ理解までは、おちていないかな?

言葉一つ一つにつまずく事が多いので、文章理解は中々の問題です。
落ち着いている時は、素直に文章を読むこともできます。
言葉の理解ができているかは、別物なのですが…
読んでくれるだけ、ラッキーと思えるものです。

こんな調子なので、一問を解くのに時間がかかります。
でも、先を急ぐのでなく。
ゆっくりと理解を確認しながら、解く。
これが大切かな、と改めて思っています。


聞き方もポイント!
会話での意思疎通ができるけれど。質問に対し、答えたものの内容が嚙み合っていない事も多く…一見、話が成立したようで全然違う!という事に、あれ?おかしいなと後から気づいたり。気づかないままという事が沢山あります。…

あとは、根気強く。
繰り返す。

何でも共通です・・・
ひとつひとつ、
1つを出来るようになるには、と~っても時間と根気が必要です。
そして、またすっかり忘れてしまう事を認めて付き合う。
その繰り返し。繰り返し。

生活の中で、家庭の中で、うんざりすることも沢山あります。
排泄問題もその一つ。
しっかりしているように見えて、漏らしてしまう。
何度声かけしても。
排泄の感覚はあっても。
漏らしてしまうのです。毎回では無いのですが。間に合う時でも、かなりギリギリです(笑)

駄目だと分かっているそうですが、すぐに手をあげてしまう事も。
直ぐに、声を荒げて騒ぎ出してしまう事も。
情緒的なコントロールが難しいのは、とても私の、家族の心を乱します。
認めていても、心乱れる。
人間だもの。
他人じゃないからこそ、かもしれませんが。


学校、学習、義務教育

長女に合った、必要な時間のかけ方。
先生の配置など…沢山の工夫を精一杯に試行錯誤し対応してきてくださいました。
学校全体でも、特別支援学級でも、もう尽くしてくださった結果だと思っています。
感謝でいっぱいです。
色々ありましたけど、私はやっぱり感謝かな。

もう厳しいと、私ももう頑張れないなと分かる所まで来ちゃった。
それが分かって、よかったと思えています。
元々、みんなとの「普通」を追い求めていたわけでないのに。
それでも、苦しくなった。
やれることは、やってきたから、後悔はない。
本当に不思議なことだけれど。
だからこそ、こんな時期にも関わらず…
とんとん拍子に話がすすむのかもしれません。

諦める、ではなくて。
必要な範囲の学習のすすめ。
進路。情報。関わり。
理解と支援が欲しい。

この先の歩みは、冒険のようです。

KAORI



いいなと思ったら応援しよう!