#原画市 遊びに行きました!感想レポート|名古屋 2024/2/24
名古屋の吹上ホールで開催されたイラスト系アートイベント『原画市』に遊びに行ってきました。
東海地方ではない方の参加も多く、SNSやコミュニティで知っている方、相互フォローいただいている方のブースも初めて実際に見られてうれしかった!
それに、知らなかったたくさんの素敵なクリエイターさんに出会えました。
絵の力が強い人が多い
やはり『原画市』ということで、絵そのものの力が強い方が多い!
漫画本のあるコミティアや、コミケ、ハンドメイドイベントなどでは、ストーリーの良さ、デザイン力、研究書、総合プロデュース、立体造形など、魅力が多岐にわたります。
でも原画市では基本的にアナログ平面作品の「原画」そのもので勝負しようという方に絞られるため、1枚の画力や世界観に強さがありました。
また、ブースの統一感がどなたもすごい。
アナログ画材は技術を極める職人技の一面も。いろんなタッチで描くより、試行錯誤しながら「私はこの画材、この描き方、この画風で行こう」となりやすく、結果として活動全体に統一感が出やすいのかな、と感じました。
敷き布や什器、飾り方、名刺や値札まで細かく気を配られていて、特に色の統一感が顕著でした。
白、青、ダーク、アースカラー、パステルなどなど。結果として、遠くからでも各ブースの世界観がわかりやすかったです。
また、1部ずつの原画が多いからか、スペースが広いからか、コミケやコミティアなど本の発行が多いイベントに比べて机の上はすっきりして、とても見やすかったです。
ブースによっては原画を飾る立てパネルがあり、商品の扱い方や価格帯を机上とパネルで使い分けられるのも、見やすさや買い物のしやすさに繋がっていました。
原画は好況、本やグッズも沢山
単価は、人それぞれですが1点ものの手描きの原画なので高めです。額装が丁寧にされていたり、人気、技術が高い、時間がかかっている、大きいなどかなりのボリュームのものもありました。
が、閉会間際には全体的に結構品薄や売切れが多い印象があり、大物もよく売れていたので驚きました。未来は明るい。
イラスト原画のお迎え報告を見ると、どんな人がどんな気持ちで買って、どうやって飾ってくれるんだろう?といつも気になります。
私も原画をお迎えいただいたことが何枚かありますが、お迎えくださった方が幸せになってくれているかな、とふと思い出します。
どんな使われ方をしているのか、絵をよく買う方々にお話を伺ってみたいですね。
企業ブースが楽しめる
以前に同じつくしさんの「ArtRoomingMarket」という企画に参加して知った名古屋・納屋橋の『高山額縁店』さんをはじめ、水彩やコピックなどの画材メーカー出店もありました。
額はお店オリジナルの加工額もあります。店舗でも買えますし、数ヶ月おきにマーケットも開催されているのでおすすめ。(次回は3/16)
不定形のキャンパスもずっと描いてみたかったので何枚か。どんな絵を描こうかな。使うのが楽しみ。
会場でいろんなブースを拝見しながら、自分の好みはこういうのだな、とか、こういう見栄えがするものがあるといいな、サイズはこれぐらいがちょうどいいんだな、などと選べて、とってもよかったです!
休憩スペースが多く過ごしやすい
吹上ホールは久々でしたが、2FにCoCo壱番屋のミニ売店があっておどろき。お手頃な価格でカレーもスナック類も食べられてよさそう。開店はイベントに合わせて不定期だそうで、閉場時間には終わっていたので要注意。
買い物をしなくても自由に使える椅子や休憩スペースが多く、便利でした。原画市の会場内にもベンチやちょっと休めるスペースが多くあり、荷物や気持ちの整理にとてもよかった。
唯一、工事中ということもありトイレが1つだけだったのが不便だったかな。工事してなければ問題ないと思います。
開催時間とブース数がちょうどいい
ブース数が200強とそこまで多くなく、ブースひとつひとつが見応えがあったため、全部をしっかり見て回れたのがとてもよかったです。
1周目はお客さんとして、2周目は画材や額を中心に、3周目はブースや展示の勉強に…と無限に回れますが、全部が把握できるちょうどいい数だったように思います。
開催時間は11時~15時で、あっという間に閉場でした。16時までだと余裕があったかもしれませんが、他のイベントで早めに店じまいする人が多い時間帯でもあります。あとちょっと見たい、と感じるぐらいでちょうどいいのかも。
出店側として考えると、帰り時間に余裕もあり、しっかり休めて次の日に響かないのでよさそう。特に翌日25日は東京でコミティアがあるので、ハシゴする人には良かったですね。パワフル…!
出展者の交流会・アフターパーティもあるそうで、時間がある人は楽しめるし、観光されている人もいたようでいいのかも。
参加者側になってみないとわからない部分も
お客さん側として行くイベントとしてはとても過ごしやすく、かなり楽しめました。
ただ、実際に参加してみないと参加費・採算・設営状況・運営進行などがよかったかはわからないので、出た方の感想を知りたいですね。
今後もこういったイベントが続くかは、参加クリエイターさんの感じ方にかかっています。
戦利品と帰ってからの楽しみ
私個人の時期的に原画はお迎えできなかったのですが、ポストカードやグッズも多く、気になった方の作品を何らかの形で持ち帰ることができました。
初めて知った、気になる絵だな、というときにポストカードってすごくありがたいんだと再認識。本でなくカードになってると飾りやすいのも、原画市と相性がいいと感じます。
特殊印刷も目立っていました。キラキラした紙や箔押し(またはコールドフォイル)、クリアカードやアクリルグッズ、エコバッグなどの雑貨印刷など。最近は本当に特殊印刷が進んで何でも自分で作れるので楽しいですね。
原画と並んでいることで、グッズだけで見てもいいけれど、原画はこんなに美しいんだ、印刷すると変わるんだな、と差がわかるのも、原画市のよさでした。
SNSやハッシュタグがあることで、家に帰ってから初めて知った方を探したりフォローするのも簡単で、また楽しかったです!
最近は本当にクリエイターさんが多くなったので、上手いとか好みだけでも追いきれません。なので、通販をあまり使わず、会場で出会った思い出も一緒に大切にすることが増えました。
人と会うのが宝
最後に、お話してくださった皆様ありがとうございました!
お仕事や、個人活動の中で知り合った方、SNSで見てますと伝えたときに、初めましてなのに絵にまつわる素敵なエピソードをお話くださったクリエイターさんなど、ものづくりをしている人と会うことが1番エネルギーをもらいました。イベント参加の醍醐味です。
特に最近はお客さん側でいくことが多かったので、出店している時とは違い、自分はどこぞの馬の骨…と気をつけているのですが、にこやかにお話しいただきありがたかったです。普段の感想が少しでも伝えれられてよかった。
差し入れ返し(!)にいただいたお菓子がすごく美味しくて、京都、まだこんなポテンシャルが…とびっくりしました。ありがとうございました!いつも勢いよく食べてしまうので、空袋で失礼します。
次イベント行くなら必ず出店側で!と思いつつ、3月の名古屋コミティアは間に合わないので、人に会いに一般で遊びに行く予定です。一般はそれで最後にしたいかも。人に会えるならわからないけども…!
もらったエネルギーと学びを糧に自分も頑張りたいと思います!
最後まで読んでくださってお疲れ様でした。
楽しめるところがあったらフォローやいいね、サポートいただけると嬉しいです。コメントもお気軽に📝イベントレポートは過去に遡っていくつかまとめる予定ですので、また覗きにきてくださいね。
▼高山額縁店さんのイベントに初参加したとき