愛の叫び？

aisiteiru
愛している
そう叫んだ　
叫んでいたかった
ムナシクひびく

もうイヤだとも言った
どこにも出口が見えてこないから
こなかったから

今いるところから出たかった
出ようにも周りが見えてなかった
見えていても、何も見えてこなかった

全てが無気力に見えた
青い空と青い海の間にある
沖縄で
楽しく見えていても
甘い地獄があるだけだ

サトウキビ食べて地獄に行くのでない
甘いささやきと優しさのみの
地獄がたたずんでいるだけ

何が悪かったのかわからない
ただ彼らの縄張り意識が強すぎた
頼ろうとしたら優しく微笑んで
どこかに去っていった　彼ら彼女らは
楽しいことにしか興味がない

血も涙もなかった
優しいソテツ地獄の
入り口に入った

それは精神にまで行く
いたるところで関わっては
今まで培った価値観が否定されていく
沖縄への服従が始まる

恐怖はすぐそこにあるのだから
自己陶酔マンセーをする人にはわからない
上から目線で相談してやろうかと
言ってくる
しないくせに

そして「楽しいこと考えろ」と
突き放す
分析を自分でノートに付けて
キチガイと言われていくしかなかった

それが沖縄の美徳
素晴らしい美徳だ
自分たちの価値観を肯定する
その素晴らしさがそこにある
飼い殺しのすばらしさがそこにある
ああ　島の美しさだ

甘い　甘い地獄
甘いソテツ地獄が
心に走っていく

体育会系の馬鹿にはわからない
ただ従うことしか頭にはないから