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偽薬は高いほど価値がある!?

一言でいうと

プラシーボ効果は高ければ高いほどいい

活用シーン

思い込みの力

内容

スタンフォード大学バーバ・シッブの研究。

「ソービー」というインチキなエネルギードリンクは、飲めば頭がさえる効果があると嘘をついて被験者に飲ませた。

ただし、半数の人には1.89ドルという価格ラベルが貼ってあり、
残りのグループには、1.89ドルに横線が入り、0.89ドルに値引きしてあるラベルが貼ってあった。

被験者たちは、用意されたパズルを15問解いてもらったが、値引きなしのグループのほうがたくさんのパズルを解くことができた。

人も自分も操れる! 暗示大全
内藤 誼人 (著)

プラシーボ(プラセボ)効果というものがあります。これは、「よく効く薬を飲んだ」という思い込みで、薬効成分のない錠剤なのに病気が改善されるという事がおこることを言います。実際、薬の開発においてはこれが起こっているかどうかを見定める実験が必ず行われるそうです。

つまり、学術的に認められている「思い込み効果」と言えるでしょう。
そしてこのプラシーボ効果は、何かで読んだことがあるのですが「偽薬とわかって飲んでも効果が出ることもある」とか言う話さえ聞くので、けっこう強力です。

そのプラシーボ効果について作用するものが、ここでは「価格」による、とわかったようです。実際、ヨーロッパあたりではパッケージがやたらと豪華な超高級な偽薬が販売されていると聞きます。

で、日本ではどうかと見てみると、「介護用にも使えます」なんて話ですから、認知症のある方に薬を飲んだ気分になってもらうためのものがあったりするようです。

あとは、こんなジョーク薬も?

ニーズに合わせて選べるようです。



私はこんな本書いてる人です(^^)/



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田村薫
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