悪魔を出し抜け!
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
もはや説明不要の著者
本書の著者、ナポレオン・ヒルといえば、とくにアメリカではかなり浸透している名前のようです。
日本においても、相当知られていると思います。
そんな方の隠された原稿というのですから売れないわけがありません。
また、クリーンなイメージのある著者に対して、タイトルに「悪魔」なんて言う文字がある時点でかなりアンバランス。
意図して作ったものかどうかはわかりませんが、売れる要素が満載ですね。
本書の内容
成功を阻むダークサイド
ナポレオン・ヒルについてはもう説明は不要だと思います。
自己啓発というジャンルの巨頭の一人として、ジョセフ・マーフィーがいると思います。
彼はイメージを活用して成功しよう、と唱えました。
ナポレオンヒルはそれを一歩進めて、そういったイメージとともに行動規範的なものをまとめ上げました。
これは広く受け入れられ、今のビリオネアの多くが、ナポレオン・ヒルを参考にした、と公言しています。
それが表のナポレオン・ヒルだとすると、本書はそのダークサイドを描いた一冊。
家族は、この原稿を公開することをながいこと拒否していたとか。
本当にそう考えたのか、単なる比喩なのかはわかりませんが、本書はナポレオン・ヒルと、悪魔の対話という形で進みます。
人が一歩踏み出せない理由
ダークサイドといっても、真っ黒なはなしか?というとそうでもありません。
表向きの成功法則というのがあるものの、そこへ向かわせまいとする作用がある。
それを悪魔の仕業である、と表現しているのだと思います。
いってみれば心理的ブロック的なものといえばざっくりとした感じはつかめるのではないでしょうか。
ナポレオン・ヒルの著書をそのまま実行し、成功できた人はそれでいい。
しかし、そこに踏み出せない人がいるとすれば、本書は非常に役に立つ内容だと思います。
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