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人は見たいものしか見ない


一言でいうと

視覚機能上は明らかに見えているものを、脳は認識できないことはけっこう多い。

活用シーン

自己啓発、注意喚起、リスクマネジメント、

内容

ハーバード大学の有名な実験。テレビでも紹介されているので、知っている方も多いかも。知らない方のために、今回はちょっと趣向を変えて、実際に体験していただければと思います。

以下の動画では、2つのチームで、バスケットボールでパスを回す動画が流れます。チームはそれぞれ、白いTシャツと、黒いTシャツを着ています。
そこで、あなたの重要なミッションは、
『白いTシャツのチームはパスを何回まわすことができたか?』その回数を数えてください。
かなり難易度が高いので、良ーく見ていてくださいね。
たった21秒の動画なので、時間は取らせません。
では、どーぞ!


いかがでしたか?


以下、ネタバレです。


さて、この動画の本当の意味は、パスの回数ではありません。
途中で画面中央に、変なダンスをしている人、確認できましたか?
「え、なにそれ?」という方はもう一度、10秒当たりの部分を再生してみてください。

パスを回す人の中心で、妙なダンスをする人がいます。
私がある場所で実験した時は、9割以上の人はこのダンスする人には気づきませんでした。

どういうことかというと、人は見ようとしたものしか見えない。
視覚情報としては目に入っていても、脳は認識できないことがある、という実験でした。

関心のないこと、別のことに集中しているとき、見たくない時、人は目に入っていても見えない、ということが体験できる好例じゃないかと思います。


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