国内ドラマ:嫌われる勇気 (ネタバレ)
出演:香里奈、NEWS 加藤シゲアキ、椎名桔平
ベストセラーでアドラー心理学の名著
「嫌われる勇気」のドラマ化でミステリー・・・という
本読んだ人間からすると「一体どうするの?」という意欲作?
結果は、アドラー心理学会から抗議
「放送中止あるいは脚本の見直しを要求」
されてしまいました
(そりゃそうだ、という内容)
初回から見てましたが、
個別の殺人事件+主人公が子供時代に起きた事件の謎を
シリーズ通して解決していく
+
その過程で、刑事である青年加藤シゲアキさんが
アドラー心理学の教授 椎名桔平 に
いろいろ教えを受けていく
(犯人捜すためのプロファイルという目的で)
という設定自体は、
とてもよくできてるし面白かったと思います。
が、主人公香里奈のキャラ設定が・・・
ナチュラルボーンアドラー(←この呼び方がすでに謎)
生まれついてのアドラー心理学実践者
というのですが…
書籍「嫌われる勇気」の
どこをどう読んだらああいうキャラになるのか?
単なる不機嫌で自分さえよければ良い人
みたいになってしまってました
抗議受けてから?少しずつ、周囲との信頼関係もできてきたり
主人公のトラウマ等も出てきたり、で
本当は良い人なのね、という感じにはなってきたんですが、
生まれながらのアドラー心理学実践者…
というにはちょっと・・・
青年加藤シゲアキさんに教授がアドラー心理学の解説する
部分は、視聴者にもアドラー心理学の事が少しわかつて
良かったのでは、と思います。
物語としては
初回からどう見ても教授椎名桔平があやしくて黒幕っぽい
ミスリードで
じーつーは、最後の最後にビックリする人が黒幕で…
いつも奥さんの話してたのに
実はその奥さんは亡くなっていたというエピソードは
ゾッとしました。
このドラマの一番の見どころは
「ヒロイン」ポジションが
NEWSの加藤シゲアキさんだということ(笑)
捕まるわさらわれるわ(笑)
それでも主人公の事が好きだし(笑)
ハードボイルドなのは女性主人公香里奈さん
とーってもジェンダーフリーなドラマです!(笑)
嫌われる勇気のある人=わがままな人
ではない、とどこかに注釈入れてたらよかったのに
(ドラマスタッフの印象だけで作りました。
本の内容はまったく別物です、とか)
(2017-05-02著)