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『プロだけが知っている小説の書き方』(森沢明夫著)を読む|3|
STEP1 ネタを考える: Q3 ネタにオリジナリティを出すには、どうすればいいですか?
A 自分の描きたいキャラクターや物語の設定に馴染ませて
「小説に使えそうな『誰かの悩み』を知ることができたなら、その『悩み』に手を加える必要があります。
つまり、キャラクターの個性を引き立たせるように調整したり、物語をより面白くするために加工したりする必要があるわけです。」
「大切なことは、加工や調整を加えた『悩み』にたいして、主人公がどう対処するか──、そこを書くことで、主人公の人となりや生き様、成長をきっちり表現することです。逆に言うと、それらを表現するために最適な『悩み』となるよう、加工や調整を加えるわけです。」
「主人公の人となりや生き様、成長をきっちり表現すること」。
かつての私は、小説は「テーマ」があってそれを表現することだと思っていました。
でも、個人的には、今は少し違う考え方をしています。
「テーマ」は初めにも萌芽があるけれど、終わりで完結(オープンエンディングも含めて)すべきもの。
話が逸れますが、私は「お題」で書くのが好きです。
ここでいうようなSNSのつぶやきでもいいですが、何か閃いて──他者からでも自分からでも──「お題」を作って、それで書くことが好きです。
あくまで個人的にですが、書くことは思考過程でもあるので(インプットとアウトプットならアウトプット)、何かを追求するために書いています。
でも、いずれにしても主人公に何か「成長」ないし「変化」がないといけない。そうでないと訴えられるものも訴えられない。
そういう追求は自分のものであると同時に、読み手のものでもあり、その過程を大切にしたいのです。
ちょっと、自分でも何を書いているのか。
ここはここで、このままに書き残しておきます。
今後、もっとはっきりとした輪郭を持てるよう。
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