【校正・添削で新たに知ったこと・はっきりしたこと㊶】
自分の思い込みに頼らず、必ずいちいち調べることが大事。自分の成長にもつながる。
「始め」と「初め」の違いって?
「初めて」という言い方なら迷わなくても、「○○のはじめ」などの言い方だと迷いませんか?
「始め」も「初め」も使うので、意味合いの違いを押さえておくとよいです。
「始め」:[主に動詞、または物事に関連する名詞に。起源、開始]
使用例:国・人類の始め、稽古始め、事始め、仕事始め、など。
「初め」:[主に時間に関連する名詞に。最初]
使用例:秋の初め、今年の初め、月初め、初めからやり直す、初めに思っていたこと、初めの日、物事の初め、など。
(共同通信社『記者ハンドブック』より)
「始」の本来の意味は諸説あるが”物事が動き出す/物事を動き出させる”ことを表す漢字。
「初」は”ある状態になって間もないころ”を指すのが基本の意味。
しかし、「て」を入れず「はじめ」で使う場合は区別が非常に難しい。ひらがな表記にするか、慣用的な使用法に習うのが無難そうです。
(参考は『漢字の使い分け ときあかし辞典』円満字二郎著・研究社刊)
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