アイスの実を氷水につけてみたら、新感覚で超絶おいしかった話
小6の息子が何やら台所でごそごそしている。ボウルに氷をいれて氷水を作ってるもよう。なんと、そこに「アイスの実」をいれて、ぐるぐるかき回しているはないか。
おいおい、おーーい!何してんねーーん!溶けるやん、もったいない!
「アイスの実」は我が家では、ご褒美級のアイスとして君臨してる。
ぞんざいに扱うとはなにごとか。もう、まったく。と小言を言おうとしたそのとき、息子がにんまりしながら私に一つ差し出してきた。
え、溶けてないやん。むしろなんか神々しくなってる。
食べてみぃ。
お、おうっ。
思わず、おとなしくぱくっと口にいれてしまった。
う、う、うわぁ。何なんこれ!
あまりの衝撃で口がプルプル、目がひょいひょい。「アイスの実」の表面がカチンカチンに固まっているのだ。しかも、超冷たくて、頬っぺた落ちそう。このくそ暑い時になんという幸せ。声を出せず目だけで驚いている私に息子が今度は、「噛んでみぃ」とこちらも目くばせしてくる。え、いいの?これ、噛んだらどうなっちゃうん?
ジュワー。
なんと、中は外側とは裏腹に柔らかくなってジューシーさがアップしている。なんという新感覚。なんで、なんで、なんでこうなるの?
息子曰く、今はやりの食べ方なんだとか。「氷タンフル」とかいって、コンビニで売っている冷凍マンゴなどを氷水につけると、マンゴの周りに氷が張って、外はカリカリコチコチの中はジューシーになる。息子は、冷凍フルーツがなかったので、冷凍庫にあった「アイスの実」でやってみたという。
なんということでしょう!天才か!
で、なんでこうなるの?むっちゃ不思議なんですけど。凍っている物体に水が触れると瞬間的に表面に氷の層が作られるのかな。で、表面に氷の膜はできるけど、中までは氷水の冷たさが伝わらず溶けちゃうのかな(知らんけど)。
誰か、教えて。これ、夏休みの自由研究にもってこいじゃない?ねえねえ、食べるばかりでなく、調べて、息子よ。
気になって方はぜひ、週末にでも時間がある時やってみてね。コツは氷水をギンギンに冷やすこと(ぬるいと悲しすぎる結末が待っているので要注意)。
そして、氷水の中でかき混ぜるのが楽しいからとやりすぎていると、中はジュース状態になっちゃうよ。ジューシーがいいという人はよいけど、私は固め派なので、1分くらいで食べるのがお気に入りです。