不登校から脱した息子② 〜ヒントを得た本〜
学校にいけなくなった息子は、毎日お昼前に起き、私が仕事で居ない間や留守の間、家で3DSをしたり、Wii Uを繋いでYouTubeを見て過ごしているようでした。
居間に自分の部屋から布団を引っ張り出し、布団に寝転がってテレビで録画したアニメやYouTubeを見る。
体を動かす事も殆どない為、朝食もほぼ摂らず夜も眠れない。
悪循環
こんな日が、いつまで続くんだろう。
些細な事で大声を出すことも日常になり、手がつけられない状態。
優しく接しても変わらない、休んで穏やかになる筈が益々何かストレスを抱えているようにみえる。
どうしたら笑顔が取り戻せるんだろう。どうしたら健康に過ごせるんだろう。
図書館で沢山の本を読んだ中での事を色々試してみる。夫婦で学校に何度も足を運び担任や支援級の先生と話し合いを重ねる。
もしかしたら、自閉症スペクトラムという性質から野菜はほぼ食べれるものもなく、他に見た目で味の想像出来ない物や初めて目にする物は絶対に食べる事が出来ない。その給食がストレスとなっているのかも知れないという事で暫くはおにぎりを持参して校長室でこっそり給食の時間は食べさせてもらう。
もしかしたら学力が不安なのかも、少しだけ支援級にお邪魔させて貰って支援級で過ごしてみる。
かかりつけの医師も学校にお手紙を書いてくれた。集団の中で過ごすことが難しいかも知れない、得策として個人で過ごせる時間を確保してあげて欲しい。
そのことについては他にも学力に不安がある子供たちがその時間だけ特別にゆっくり教えてもらえる仕組みつくりが初めからあり、そこに参加させてもらった。
色んな手を尽くしてみたけど実際は何も変わらなく、相変わらず家に引きこもる日が続いてた。
そんな中、不登校は悪くない、不登校は心のお休み期間、それとは全く逆の事ばかり書いてある不登校の克服本に出会いました
不登校で家にいて、母親が作る温かいご飯を食べて過ごすなんてなんて事だ!学校に行っている子は冷めた給食をお昼の時間になってから出ないと食べられないのだ。
家にいて「お母さ〜ん、○○は?」だって?学校に行ってる子はその時間はお母さんに頼らず自分の力で判断して過ごしてるでしょ!皆が学校に行っているだろう時間は、お母さんと呼ばれても無視しなさい。
実際はそれよりもっと厳しい対応。
その本の裏に専門の連絡先が載っていて、そこに頼むとそれ専門の方がお家に訪問に来て、それなりに厳しい対応をされるらしい。
後になって更に詳しくその専門機関を調べてみると、その時の厳しさや恐怖から不登校の子供達は学校に行き始めるかも、結局その先はまた元の通りに戻ってしまう。
しかもその費用は莫大で、、のような口コミが乗っていた。
そこまで行かなくてもその本に書かれていたこと、それと旦那が悩み考え出してくれた対応のお陰なのか、今では息子は休むことなく学校に通い、部活の朝練や試合にも朝早く出掛けて行く日がもう3年ほど続いている。
続く
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