優しい警笛を聴いた朝
電車の警笛音って、ちょっと怖くないですか?
ホームで人が電車に近づいてしまった時など、危険な状況に対して警告するために発せられることが多いので、怖いイメージを持たれている方も多いと思います。
私もそんな風に感じていた一人ですが、イメージが変わった出来事があったので、シェアさせていただこうと思います。
会社に向かう途中、必ず通る歩道橋があります。
歩道橋というか、線路の上に掛かっている陸橋なので「跨線橋(こせんきょう)」というらしいです。
上り坂をぜいぜい言いながら上っていると、「ファーン」という音が横から聴こえました。
最近は週に1回だけ出社しているのですが、思い返せば毎回のように聴こえます。
坂を登りきった先にはいつもお散歩中の保育園児たちがいて、私は子どもたちを避けながら陸橋を渡ります。
私が反対側の階段を降りかかった頃、遠くから電車がこちらに向かってきて、保育士さんが電車に向かって両手を大きく振りました。
すると、陸橋の下を通過するタイミングで「ファーン!」という警笛が。
そのやりとりを見て、園児たちに向けて鳴らしていたのかと納得。
その次にやってきた電車からも「ファーン」。
ものすごく優しいファーンです。
園児たちはこれを毎日やっていて、運転士さんもきっと楽しみにしているのかなと想像したら、うるっとしてしまいました。
将来運転士さんになりたい子もいるのかな?と思ったり…。
陸橋の下にはJRの色々な電車が走っているので、なかには「この音は〇〇線だよ」と当てられる子もいるのかもしれません。
…と、そんなことを考えては朝からほっこりしたのでした。
ちなみに余談ですが、くるりの「赤い電車」という曲が好きで、京浜急行電鉄の「ドレミファインバータ」が聴ける車両に乗ってみたかったのですが、知らぬ間に運行を終えていたようです。
横浜駅に「ドレミファインバータ」の音が聴ける自販機があるようなので、そちらで楽しみたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
ではまた。