猫が夢と現実の狭間を漂う
ゆめうつつと題したこの作品は
まだ年若い猫が
未来の事を夢見たり、想像したり
少し厳しい現実を体験しながら
毎日を送っている姿なのかもしれません。
無数の星々に願いを込め無限の可能性を感じつつ
何処か呑気に寝そべって
その時が来るのを待っているかの様でも有ります。
F30号の画面半分を巨体の猫が陣取る大胆な構図です。
色彩もプルシャンブルーやコバルトブルーと言った
宇宙をイメージさせる深遠な色味を使用し
猫が夢と現実の狭間を漂う様子が良く表現されています。
木製パネル30号(910×727)㎜にジェッソを地塗りし
描画彩色しています。
夢見心地の猫の毛並みの表現は見事にクリアーしたものの
背景の創り方に物足りなさを感じた作者は
出品締め切り日が迫る中
点描技法で一気に突き進み自らを励まし完成へと導いたのです。
そして2023年10月に開催された第71回平塚市文化祭に出品し
平塚市文化連盟会長賞を受賞しました。
作者は今春大学1年生になったばかりです。
これからも自分が感じる事やその時々の思いを
ずっとずっと描き続けて欲しいと思います。
絵画講師 若林 薫 評
♩*。♫.°♪*。♬♩*。♩*。♫.°♪*。♬♩*。♩*。♫.°♪*。♬♩*。♩*。♫.°♪*♬♩
クリスマスも終わりましたね。今日も青空で暖かな一日となりました。
絵画教室は28日までとなりますが
2024年1月にアトリエ展(全員参加)が有りますので、
年末も頑張って作品の仕上げに余念が有りません。
それぞれのイメージで描かれた作品達が並ぶのを楽しみにしています。
おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい展覧会になると思います。
「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?