立体感や遠近法を否定して
テーブルに置かれた道具類を描いた作品です。
画面右上の筆洗器は
上面の水が入る部分を真上から描き
その側面は真横から描いて
ひとつの筆洗器として組み立てられています。
立体感や遠近法を否定した描き方になっています。
又 画面左側の筆箱は
ファスナーの部分と本体も筆洗器と
同じ考え方で描かれ
その上投影されるはずの陰影も描かれていないのです。
更に筆置きは 物の奥行と厚みも
無視された描写になっています。
この作品はキュビズムの多視点の絵画で表現され
テーブルのTopはカラフルで大胆な面分割を施し
フォービズム的手法を用いた色使いになっています。
作者は教室で学習した
キュビズムとフォービズムの作画法を良く理解され
心地良い画面創りが出来ていると思います。
絵画講師 若林 薫 評
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