自然をこよなく愛し事物を見抜く観察眼とそれを再現する描画力・・・
ヒメツルソバはヒマラヤ地方原産で
多年草のタデ科の植物です。
10月頃直径1cm程の淡いピンク色の
かわいらしい花を咲かせます。
日本各地どこにでも有る雑草ですが
作者はそのありふれた草花に目を向け
愛情を注ぐ繊細な心の持主なのだと思います。
今回描いた作品は スタンピング技法を使用しています。
硬質のスポンジで手作りした自作の型や楊枝の頭や
ボール紙等を主に使用しています。
キャンバスボードに刷毛で深い緑色を地塗りし
その上にスタンピング(型押し)をしています。
背景の色に溶け込む様な葉の形と色
徐々に明るい色を使って遠近感を創出したり
又 茎などを描く時はボール紙で細い線を描きだしています。
スタンピング技法は筆を使わずに表現する難しさは有りますが
筆を使った絵とは一味違った作品に仕上がるおもしろさも有ります。
緑の葉の中に少し赤味掛かった葉を見つけたのでしょう。
作者はそれを見逃す事なく見事に表現しています。
自然をこよなく愛し事物を見抜く観察眼と
それを再現する描画力にいつも感心させられます。
絵画講師 若林薫 評
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