豊かな画面は「明・中・暗」「大・中・小」の3段階を意識して描きます・・・
朝採れのふっくらしたおいしそうなシイタケが
網の上に並んでいます。
和菓子の栗饅頭を思わせる色と形に
思わずひとつ つまみたくなります。
この作品は モザイクタイルの技法を使って描いています。
ワトソンボードに少し暗目のグレーを地塗りし
その上から大き目の平筆でタイルを貼る様に描いて行きます。
そして 次の中位の平筆で貼り重ね
更に平筆の小さい物を使って背景作りをしています。
丸いシイタケを水平と垂直で
しかもタイル目地を設けながら描く作業は
なかなか難しいことですが 作者は見事にそれを成し遂げました。
シイタケに当たる朝の光も
背景のグラデーションも良く出来た作品だと思います。
この作品の様に明暗では無く「明・中・暗」
大小ではなく「大・中・小」の3段階を
意識して描くと画面が豊かになると思います。
絵画講師 若林 薫 評
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