
子育てキーワード 参
どうしてこうなった どうにかならないか
どうにかしたい
子育てでも何でも、困りごとや悩みにぶつかったとき、誰でも考えることである。
3つの言葉には大きな違いがある。
「どうしてこうなった」は、
「自分が◇◇だったから」という分析と反省。
「どうにかならないか」は、
「あわよくば自分はそのままで状況が変わらないだろうか」という他力本願。
「どうにかしたい」は、
「自分が行動する」という解決への前進。
ということ。
1つめの「どうしてこうなった」は
内観やカウンセリングなどでクリアにできる。
「どうしてこうなった」がわかっても、
2つめの「どうにかならないか」になってしまうと、そこは行き止まり。
物事がよきほうへ進んでいくのは
1つめの「どうしてこうなった」をクリアにして、
3つめの「どうにかしたい」に進むことである。
ところがここにも落とし穴が待っている。
なぜなら「どうにかしたい=自分が行動する」の行動には星の数ほどの選択肢があるから。
自分自身が何を軸として行動を選んだのかがわかっていないと、グラグラするのだ。
たいていは、どんな行動があるかということに目を向けがち。
「言葉がけは○○がよい」「こういう対応を」
「笑顔で」「△△と思うようにする」などなど。
つまりはHow To。
もちろん、これはよきほうへ進めるためには
とても大事で欠かせないことである。
しかし、”なぜその行動が自分にとって大事なのか”、
それがわかっていないと、せっかくのHow Toが
とても薄っぺらくなってしまう。
”そういうのが効果的とされているから”という自分オリジナルの根拠でないために、”コレじゃないの?じゃあアレ?えぇ?”と、また悩むことになる。
”なぜその行動が自分にとって大事なのか”
これをわかっておくには、
「人それぞれ行動を選んだ根拠は違っていて、
自分の根拠は自身の中から引っ張り出した
オリジナルなもの」、
と自信を自覚を持っておく必要がある。
自分の「能力=あるもの」に基づいた行動かどうか。
この軸があるからこそ、よりよいHow Toを選べ、
そして活かせるのである。
また、行動が違ったとしても悩むことなく、
別の行動へと進んで行くことができる。
軸があるのでグラグラせずに、行動に集中できる。
悩む労力を取られない分、余裕があるということ。
なんというステキな人生!!
アナタの「能力=あるもの」に基づいて選んだ行動って何?
困ったときにはそんな見方がいいのでは。。。