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岩手の小麦粉でパンを焼く:オガールプラザの余韻

岩手に行きました。自分へのお土産はホームベーカリーのための小麦粉(笑)
紫波町の「東日本産業株式会社」の強力粉で、1㎏ 345円。まさにその紫波町にあるオガールプラザという公共施設で、「紫波マルシェ」という産直市場で購入。
パッケージにひかれて ”Giii Coffee" というコーヒー粉もお土産にしました。”Giii” と書いて「ジーサン」だそうです! おじさまが並んだイラストがかわいい。これは岩手郡岩手町の「粉夢(こなむ)」の製品で、100g 570円。ブラジル、コロンビア、エチオピア、パプアニューギニアのコーヒー豆のブレンドです。
他にもコーヒー豆が何種類かあり、コーヒー好きがたくさん住んでそうです。オガールプラザのアーケードの中に "4832 The SUGAR" というコーヒーとクレープのお店もありました。ここのドリップコーヒー(1つ130円)が、オガールプラザにある宿泊施設「オガールイン」のカウンターに置いてあり、キリマンジャロとニルギリをお泊まり用に購入。軽めの味でおいしかったです。
それにしても "4832" というネーミングは、32 はよく分からないけど、48 は紫波の「しわ」にかけているのかもしれません。 紫波町図書館のロゴも、本4冊とさらに本4冊で、「48」を意味しているそうです。岩手はだじゃれ好きなのかも?!

ともかく帰宅後、朝のためにホームベーカリーをセット。家にある全粒粉を3分の1入れ、煎った白ごまも載せました。
朝、パンの香りが広がってきました。ですが、ふくらみが今ひとつ・・・あれ?

外側はしっかり焼けているが、内側がへこんだ状態。シロカで「全粒粉、焼き色強め」の設定です。


内側がへこんでいますが、しっかり、どっしり焼けている。白ごまの香りもよい。


スライスすると、予想以上にふわふわでした。

どっしりした見た目とじっさいの重みでしたが、スライスしてみると意外に柔らかめでした。ホームベーカリー購入直後は重厚なパンを焼いてしまいましたが、それとは違い、生地全体がよく混ざり、イーストがちゃんとはたらいているできあがりです。香りもよく、おいしかった−

シロカの説明書のFAQで、中央がへこんでふくらまない理由として、パン専用の強力粉は水を少な目にした方がよい、と書いてありました。おそらく今回の理由はこれかと。もともと小麦粉の水分が多めなのかもしれません。次回は改善できそう。


オガールインのカウンターでいただいた「グルメMAP」には、紫波産の野菜を使ったピザ屋さんの紹介もました。きっとピザ生地もおいしいと思います。
夜は、オガールプラザの図書館入口前にある「じらふ」というおでん屋さんに行きました。青っぽく広い、市場のような演出の空間で、とろろ昆布の載った背の高い大根、大きな卵のような白いつくねなど絶品で、少し冷めた状態でサーブする細かな気遣い十分のお店でした。「グルメMAP」の画像より、なぜか実際のお料理の方が 10倍くらい?! おしゃれでした。地酒の他、自家製サングリアもあり。

オガールプラザは町おこしの成功例として有名です。一晩おじゃまして、その力量を実感しました。紫波町図書館も素晴らしかったです。報告を書きながら、感慨にふけってしまう・・・新しく来た人やお店が根づき、街が育っていく勢いと熱量を感じました。オガールのオープンから10年以上たち、そうした新しさを受け止める土壌が既にゆるぎないものになっていると思います。周囲の分譲住宅も完売とか。
小麦粉はともかくフルーツもお米も、おいしい食材が育ち、伝統ある酒造所の他、紫波フルーツパークというワイナリーもできたそうで、お酒もおいしい。子どもたちの声がにぎやかで、マルシェもにぎわい、大人が一人で過ごせる文化的環境もあるオガール、移住者も視察も増えるのも納得です。
2月後半ですが、かなりの雪が降っていました。住んでいる方に聞くと、今日はあたたかい、とのことでしたが、私には寒かった・・・在来線はすねがやけどしそうなくらい暖房がきいていますし! ホームベーカリーも、寒い気候で育った小麦粉なので、水をよく冷やしておくとよいかも、と思いました←これも改善点。

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