話し下手の繊細さんが知っておくとよい【傷つかないための上手な頼り方】
こんばんは。
今日は「人に何かを頼るのがとても苦手な繊細さん」が「勇気を出して人を頼る時」。
知っていると良いなと思うコミュニケーションの取り方について、書いてみたいと思います。
人に何かを頼る時、例えば、相談する時。
意外にその先を考えずに相談をしている場合も多くあって、
ものすごく勇気を出して相談した後、「こんな気持ちになるなんて」とか「なんか思っていたのと違った」などと思うことがあったりします。
逆にモヤモヤしてしまうことを避けるために、相談する前に、ちょっと思考を整えてみることもおススメなことです。
自分の心の中で何を聴くかというと
「相手にどう対応してほしいと願っているのかな」ということ。
例えば
・具体的なアドバイスが欲しい
だったり
・何も意見は欲しくないから、ただただ聴いて欲しい
だったり
・必要なのは言葉じゃなくて行動してもらいたいこと
だったり。
色々と実は、心の中に願望が潜んでいたりするものです。
勇気を出して誰かを頼るとき、ちょっと自分に向き合って、心の中をのぞいてみましょう。
その人にどうして欲しいかまでちゃんと伝えると、その後の自分の中のジレンマや違和感を減らすことができます。
これは、実は、カウンセリングでも必要なコミュニケーションでもあると、私個人は思っていて、
例えば、クライアントさんがかえって心が落ち着かなくなる、なんてことを避けるためにも、「今日はアドバイスして欲しい」「今日はただ聴いて欲しい」「今日は友人のようにディスカッションしたい」そんなことをカウンセラーに伝えることができるといいな、と思っています。
実際に私のクライアントさんでは、「今日は〇〇なように話がしたい」と事前に伝えてくれる方も結構いらっしゃいます。
先生によっては、カウンセリングの後の心の乱れは「内省」や「自問自答」の切っ掛けになるから気にしないでいい、と言われる方もいらっしゃいますが、私は、相談者さんの心が乱れたら、ちょっと落ち着くまで寄り添いたいと思っています。
身構えず、気楽に、必要な時に話を聴いてもらう。
そんな利用者さんが増えることも望んでいる立場なので、私は、カウンセリングについても、利用する前に、ご自身の心と向き合い、
今日は「自分の負の感情」に沢山触れ、アドバイスてほしいのか、
それとも
そこは置いておき、ただただ話を聴いて欲しいのか、
カウンセラーに伝えてもいいと思います。
貴方がもし、カウンセリングを受けている方で、「今日は行きたくないな」と思う時があったら、「今日はただ友人のようにコミュニケーションをして欲しいです」。
そんなことが言えるといいなと思います。
誰かを頼るのは、簡単じゃないですよね。
今までそうしてこなかったなら、特に、とても勇気のいることだと思います。
せっかく誰かを頼るのだから、
自分が落胆したり、余計に悲しくなったりしないためにも、
そして
応えようと思ってくれる相手に、心から感謝するためにも、
「私は今日、こうして欲しいと思っています」
そんなことも、会話の中に付け足してみましょう。
ちょっとした工夫が
相手との関係をより良いものにしていきます。
上手な頼り方、自分の心を見つめながら、工夫してみて下さいね。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
これからの時間も良い時間をお過ごしください。
私は神奈川県の心療内科クリニックでカウンセラーをしながら、自身でもカウンセリングルーム Emotional Support を運営しています。
カウンセリングのメニューやご予約、私については、こちらから。