アマチュアの曲なんて聴かなくても誰も困らない
きましたよ。何ですかこのタイトルは。
私もクリエイターの端くれとして曲を作ってはネットで公開！なんてやってる身ですが……
そりゃ誰からも相手されないよりは人気者になりたいですよ。
でも、このタイトル通りのことを常に念頭に置いてます。
どんだけ卑屈なんだって話ですよね。まあ聞いてください。
あまたの音楽系クリエイターはこぞって「自分の曲を聴いてほしい」って思って、SNSなんかで発信してるわけなんですよ。
でも、大事なことが抜け落ちてるな〜といつも私は感じてしまいます。
それは、内容だったり、その曲を聴くことでどんな効果・驚き・メリット・プラスがあるのかをちゃんと示すこと！これが肝心だと思うんです。本当に耳を傾けてほしいならね。
この辺が曖昧になってると、いわゆる承認欲求満たしに他人を動員しようとしていると誤解されかねません。
たとえば…ROCK系の曲が好きな人がいたとして、「カッコいいROCK系の曲を作りました！」なんて文句につられて再生してみたら、結構いいじゃん！ってなってそのままフォローもしてチャンネル登録もして……って十分考えられるじゃないですか。
なのに、ただ「よかったら聴いてください！」とか「曲を作りました」だけじゃよっぽど時間に余裕がある人しか足(指のスワイプ)を止めてくれないですよ。
特に𝕏なんかで似たような属性の人同士で集まってるとマヒしちゃうんですけど、ふつーの人ってあなたの曲聴かなくても何にも困らないんですよ。
ドラえもんのストーリー上ではジャイアンの歌はひどい！リサイタルにも行きたくない！という前提がありますよね。
想像してみてほしいんですけど、あれ歌がもし普通レベルだったとして、行きたいって思えます？
誘われたらまあ行くか、くらい。
これって付き合いなんですよ。行かなくても困らない。
行きたい！って思わせてない。
これもう普通じゃダメってことです。
実は「よかったら聴いてください」って、淡い期待を裏切るほどのとんでもない高クオリティが封入されていて初めて効果的なんです。
そこまでの自信がないなら、やっぱり再生ボタンの手前の具体化は必要。
少々ハッタリでもいいじゃないですか。
私ですか？
たまに𝕏にショート動画とかURL貼り付けたりしてますけど、これだけ導線敷いてんのに肝心の曲は聴かない、なんて人にあんまりリソース割きたくないというのが正直なところです。見えないファンや、実はファンではない人なんかそれこそいっぱいいると思いますけど。
𝕏は長く続けてますけどね。
これだけアピールしても頑なに聴かないフォロワーさんってもう何やっても聴かないかなって(笑)。
私は『音楽はまあまあ好きだけど、自分で楽器弾いたり曲作ったりするほどでもない人』の立場で物事を見るのってすごく大事だと思っていて。
そういう人、まず何を聴くかというと『耳に入ってきた曲』です。
もう一度言いますね。
『たまたま耳に入ってきた曲』です。
ほとんどの人がそう。
もちろん、大人の人たちがあの手この手でたまたまを作って、いろんな角度から耳に入れてきます。
テレビやラジオ以外にも、ネット上の流行りのコンテンツ、最近だとTikTokなんかが主流ですよね。あとはAIによるレコメンドとか。
特に感受性豊かな若い人をターゲットにすると、好きになってもらいやすいし、拡散されやすい。
とまあ、下界の日常はこんな感じです(笑)。
界王星で曲作りしてるとどうしても流行に遅れをとってしまいがちですからね。
もうおわかりかと思いますが、スマホの向こう側のほとんどの人は勝手に耳に入ってきたハイクオリティな曲をさんざん聴いてきて、その上であなたに出会っているんです。
しかも「まあ再生してやってもいいかな」くらいのノリで。
そりゃーしょぼく聴こえますよ。
でも、だからといってプロ顔負けのクオリティでひと泡吹かせてやる！というのも目標設定としては間違っている気がして。
じゃあどうするか。
ひとまずは自分を喜ばせるために作りましょうよ。
プロ目指してるわけじゃないんだったら。
「曲は出来上がったら他人に聴かせてはじめて作品と言えるんだ！」という意見もわかります。
ただ、現状あなたの曲を聴きたい！と言ってくれる人、何人いますか？
幸い、私は私の曲を待ち望んでくれている人を視認化できています。
私はそういう人たちのことをファンだと思っています。
冒頭でも言いましたが、アマチュアの曲なんて聴かなくても誰も困らない。説明してきた通りです。よくわかってます。
これは私の良いところだと自分で思ってるのですが、他人に変に期待してないんです。
偉そうなことさんざん言っといて、実は思い上がっているわけではないんです。
諦めてるんです。
でも、そんな中で！
私の曲を待っている人がいる！
ネットの中で、顔も知らない、会ったこともない人が！
これってすごいことじゃないですか？
その人をさらに喜ばせようと活動する。
私はずっとそうしてきています。
目標が鮮明で、整合性がとれていると感じませんか？
こうしてる間にも、メジャーのお偉いさんたちがお金にものを言わせて、地球人の耳にハイクオリティな曲をぶち込んでるんです。
だったらもう、
・ファンのために作る
・ファンがいなければ、自分のために作る
・みんなが曲を聴けるようにしておく
シンプルにこの3つだけでいいんじゃないでしょうか？
不特定多数に店頭販売するような音楽活動ばかり続けてると疲れちゃいますからね。
しかも誰が買ってくれたのかもわからない。
辞めていく人の原因の大半がこれだと思っています。
もちろん、
「まあ再生してやってもいいか」→「すご！！！」→大バズ
ってな展開が作り手としてはめっちゃ嬉しいのはわかります。
でもね、それ夢見て比重置きすぎてませんか？って話です。要するに。
もうちょっと諦めて臨みましょうよ。
私もポーズとして一応広報はしますよ。
「聴いて聴いて！」と言ったりもします。
でもその実、そんなに期待してはいないんです。
「1人に好きになってもらえればいいかな」ぐらいですよ。
「たくさんの人に刺され！！」なんて、本心では思ってないんです。
で、ここからが大事ですよ？
「どうせ誰も認めてくれないんだ」とも思ってないんです。
これが本当の卑屈ですよ。これはやめましょう。
もう一度言いますけど、
・ファンのために作る
・ファンがいなければ、自分のために作る
・みんなが曲を聴けるようにしておく
これぐらいの心持ちで、ファンが1年に1人増えてくれればいいかな、ぐらいの気持ちで臨んだ方が絶対長続きしますって。
私はそれぐらいの期待感しか持ってないですよ。
そしたらいつの間にか𝕏でフォロワー10000人超えてました。
いや絶対みんな私の曲聴いてないでしょ！(笑)。別にいいよもう(笑)。
これからも商業音楽になり得ないような曲を作っていきます。
ニヤニヤしながら。
最後までお読みいただき、ありがとうございます！！
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↑とはいえ、一応広報についても考察してます。参考程度でどーぞ。
↑達観したオトナな感じは出したくないなーとは思いつつ、これから始める人が変に期待して挫折しないように……というのがこの記事の真意です。
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