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銀河鉄道の夜

青山にある円形劇場(っていっつもかいちゃう笑)で、銀河鉄道の夜見てきた。

この劇場ほんっっとすてきなの。すりばち状の劇場で、赤いふっかふかのビロードばりの円形ベンチが舞台を見下ろす形で並べられてるの。
客席の真上に照明があって、舞台の延長線上に客席がある感じ。照明が客席を巻き込んで舞台を照らすの。

今回はSong Story tellingってなってて、朗読音楽劇?みたいな感じ。舞台奥にグランドピアノがあって、グランドピアノの蓋に反射する光もすてき。

銀河鉄道の夜って、文字で読むと、なんかすぐ読み終えちゃうし、ちょっとなんか地に足つかなさが不得意だったのだけど、これは、演じたものを見る物語だったんだ!!ゆっくり、読む速さで頭に入ってきて、独特のリズムと言葉遣いが波みたいで物語に没頭しちゃった。

子供のときって、特別な友達に、自分と相手の区別がつかなくなるくらいの思慕の情をもつことがあるじゃない?あの時にしか感じない、100%の「どこまでも一緒に行こうねえ」が、心にぎゅうってくるな。

子供の頃の方が河岸に近いところにいて、今世と違う次元との距離が近いみたいな感覚、あったなあって。

今は忘れちゃったそんな感覚を、あの特別な空間と、壮一帆さんと貫地谷しほりさんの声と歌でヴィヴィッドに思い出さされた感じ。
特別な、キラキラでふわふわの時間を過ごしましたん。

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