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あー良かった、助かった

シチリア島の州都、パレルモからの発信。

今日も怪しい雲行きで気温は低め、午前10時現在たったの14度。 限りなくアフリカに近いシチリアの今の時期にしてはかなり低目です。      良い、良い、これで良い。 お天気悪いと外出したいと望む人が減りますからね。

長引いているインドア生活、昨日はどうもキッチンに立つのが億劫でした。成人してから3週間以上も外食をしないという生活は初めて、料理は好きだけれど面倒な時も勿論あります。 

昨日は午前中に徒歩3分の魚屋へ買い物へ、車が必要なスーパーへは相方が行き、近所の魚屋と肉屋は私の担当。 なんとなくこう決まっています。

買ったのは鰯と太刀魚、どちらも私達の好きな魚です。 最初は鰯団子を作るつもりだったのですが、どうも億劫・・・。 ウダウダと先延ばしをしてパソコンをいじっていたら、「お昼は僕が作るね」と、相方。      彼がランチを用意してくれるということは、確実にパスタ。       私はそれ程パスタを好むわけではないので、そしてここ1週間毎日のようにパスタを食べているので今日は避けたいと思っていたのですが、キッチンに立つ億劫さが勝ちました。 

ではお言葉に甘えて、お願いします。

彼は「鰯のパスタ」が大得意。 これ、シチリア料理の定番の1つ。 私と知り合う前、20年以上前に「イタリア全国医師会・料理コンテスト」に出場して、この鰯のパスタでプリモ部門の優勝を勝ち取りました。  だから、鰯を目の前にして「僕が作る」と言ったら、パスタ以外はあり得ない(笑)。

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材料は鰯、フェンネル(これ重要!)、松の実、甘くないレーズン(おそらく日本には入っていない)、そして乾煎りしたパン粉。

サフランを入れるバージョンとトマトで作るバージョンがあります。   彼はトマトバージョンなのですが、トマトが主張してはいけないらしい。

パスタに乾煎りしたパン粉をかけるのもシチリア料理の定番です。


そして夜、実は前日から彼がピッツァを作ると言っていたのでした。  「明日の夜はピッツァを作るね」と宣言していたので、夜も彼にお任せ。

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インドア生活に入って3回目のピッツァ。 強力粉が少々足りなく、とっても薄く仕上がりましたが、私的にはこの極薄好きです。 本人は生地が固かったと気にしていましたが、私は「美味しい」を百連発。

と言う事で、昼も夜も相方に作ってもらえました。 私はサラダを用意したのみです、それも昼だけ。 有難や〜。

今の軟禁生活の中で、最も気を付けている事が「相方と喧嘩をしない」と言う事。 喧嘩したら本当に逃げ場所なくて、やばい・・・。 それこそストレスが溜まりまくりになる事が目に見えています。 

だから気を付けて、普段よりも意識して優しい言葉を言って、何かをしてもらったら(たとえそれが彼のやるべき事であったとしても)少し大げさに有難うを言って感謝の気持ちを表し(表面的だけど)、そうしていると結構自分も穏やかでいられる事に気が付きました。

今日も仲良く過ごしましょう。

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